ファルコンS
レース展望

過去9年で1番人気は[1−1−0−7]で2連対。過去6年は[1−0−0−5]で1連対のみ。単勝オッズに関係なく不振。2番人気は[2−1−1−5]で3連対、3番人気は[2−3−1−3]で5連対。6〜9番人気が2連対、10番人気以下が3連対。過去5年の馬連は19倍、16倍、54倍、22倍、17倍で中穴までに収まっている。2〜4番人気に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

連対馬6頭が前走勝っていた。前走1勝クラス勝ち馬が3番人気以内なら[2−2−0−2]。前走4〜9着から巻き返す馬が多い。前走重賞で10着以下から連対した3頭はファルコンSで3、3、7番人気だった。牡馬は[8−9−8−108]、牝馬は[1−0−1−20]。牝馬は昨年6番人気のシャインガーネットが勝ち、19年に2番人気のローゼンクリーガーが3着。少し傾向が変わってきている。

グレナディアガーズは阪神芝1400mの未勝利戦を2番手から最速の34.3秒で抜け出して1分20秒4で3馬身差で圧勝。前走朝日杯FSは1枠から3番手につけ、7位タイの34.5秒で抜け出して1分32秒3のレコードで制した。NHKマイルCまでの間隔と距離1400mを考慮しての参戦。左回りは2、4着で勝っておらず、前2走より2キロ重い57キロを背負う。本番前にどこまで仕上げてどこまで走らせるか。

モントライゼは京王杯2歳Sを2番手から9位の34.5秒で抜け出して1分21秒8で優勝。前走朝日杯FSは前半3F33.7秒のハイペースで逃げて0.8秒差の10着。京王杯2歳Sは前半5F58.5秒、朝日杯FSは前半5F56.9秒。ルメール騎手らしくない飛ばし方だった。芝1400m以下では[2−2−0−0]で連対を確保。道悪をこなすタイプだが、土曜は雨が降らない予報。距離短縮で変わり身に注意。

京王杯2歳S2着馬ロードマックス、シンザン記念2着馬ルークズネスト、新潟2歳S勝ち馬ショックアクション、サウジアラビアRC2着馬インフィナイト、マーガレットS勝ち馬アスコルターレなど。ロードマックスは京王杯2歳Sで中団の後ろから最速の33.7秒で伸びてクビ差の2着。朝日杯FSは0.6秒差の6着。前走シンザン記念は掛かって自滅し15着。京王杯2歳Sと同じ左回りの芝1400mでどこまで変わるか。中京重賞に強い福永騎手に乗り替わる。

過去9年でノーザンファーム生産馬は[1−1−2−9]で6番人気が勝ち、3番人気が2着、6、8番人気が3着。アスコルターレ、インフィナイト、グレナディアガーズ、サルビア、フォイアーロート、モントライゼ、ルークズネストが該当する。社台F生産馬は[1−0−0−7]で2番人気が優勝。トーセンウォーリア、フォティノースが該当する。社台白老Fは[0−1−2−3]で1番人気が2着、5、5番人気が3着。ヴィジュネルが該当する。昨年は2着ラウダシオン(シルク、社台白老F)がNHKマイルCを優勝。ファルコンSがNHKマイルCに繋がるとみた社台が例年以上に有力馬を出走させている。

穴っぽいところでは、アスコルターレか。[3−0−0−2]でOP特別のもみじS、マーガレットSを勝っている。424キロでデビューした馬が一戦ごとに+10キロ、+10キロ、+14キロと増えて朝日杯FS(後方のまま14着)では458キロだったが、さすがに太め残りだった。馬体が6キロ絞れた前走マーガレットSは出遅れて最後方から最速の33.7秒で差し切って1分8秒5で優勝。初の芝1200mの速い流れで走りが一変した。過去9年で前走芝1200mは[0−0−1−32]で不振だが、アスコルターレは芝1400mで2勝している。(以下少し省略)

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