日本ダービー
レース展望

過去10年で1番人気は[4−1−2−3]で5連対。皐月賞馬は[3−1−1−1]で単勝1倍台なら[2−0−0−1]。19年は単勝1.6倍のサートゥルナーリアが4着に終わった。2番人気は[1−2−1−6]で3連対、3番人気は[3−3−1−3]で6連対。連対馬18頭が5番人気以内、残る2頭は10、12番人気。過去5年の馬連は7倍、16倍、79倍、112倍、2倍で堅いか波乱両極端。

連対馬16頭が前走3着以内。前走4着以下から連対した4頭は前走皐月賞4、5、6、7着だった。前走皐月賞なら巻き返し可能。前走8着以下は[0−0−2−50]。前走G2で3着以下は[0−0−1−10]で3着止まり。前走G3以下は[0−0−1−14]。1枠1番は[2−2−1−5]で1、12番人気が勝ち、5、10番人気が2着、1番人気が3着。今年はエフフォーリアが1枠1番に入った。

エフフォーリアは新馬、百日草特別、共同通信杯、皐月賞を先行抜け出しで4連勝。2走前の共同通信杯は4番手から2位タイの33.4秒で抜け出して2馬身半差で圧勝。2着ヴィクティファルスはスプリングS、3着シャフリヤールは毎日杯を制し、4着キングストンボーイは青葉賞で2着に入った。前走皐月賞は4番手からメンバー2位タイの36.7秒で内から抜け出して2分00秒6(稍重)で3馬身差で圧勝。

1986年以降に皐月賞を3馬身差以上で圧勝したナリタブライアン、オルフェーヴルはダービー、菊花賞を勝って3冠馬になっている。これまで4戦の前半5Fは61.8秒、63.4秒、61.9秒、60.3秒でまだ速い流れを経験したことがない。初の芝2400mでタフな流れになると真価が問われる。東京の百日草特別、共同通信杯は33.4秒で上がって勝っている。流れが緩めば先行抜け出し勝ち負けか。

サトノレイナスは[2−2−0−0]で連対を確保。2走前の阪神JFは中団から4位の33.9秒で内から鋭く伸びてハナ差の2着。前走桜花賞は後方3番手から最速の32.9秒で追い込んでクビ差の2着。大外18枠で位置取りが悪くなり、直線で少し捌くのに手間取って仕掛けが遅れたぶん届かなかった。阪神JFはハナ差、桜花賞はクビ差で負けたが、勝ったソダシの上がりを0.3秒、0.9秒上回っている。

重賞未勝利、牡馬と初対戦、経験は芝1600mのみ。1985年以降、重賞未勝利でダービーを勝ったシリウスシンボリ、ウィナーズサークル、フサイチコンコルド、ロジャーバローズは4頭とも芝2000m以上で連対があった。里見氏はサトノダイヤモンド、サトノラーゼンでダービー2着がある。過去10年で8枠は[1−0−1−28]でワグネリアンが優勝。過去10年でルメール騎手は[1−1−1−2]。

皐月賞2着馬タイトルホルダー、同3着馬ステラヴェローチェ、同4着馬アドマイヤハダル、同5着馬ヨーホーレイク、毎日杯勝ち馬シャフリヤール、同2着馬グレートマジシャン、青葉賞馬ワンダフルタウン、京都新聞杯勝ち馬レッドジェネシス、すみれS勝ち馬ディープモンスターなど。シャフリヤールは共同通信杯で0.4秒差の3着に負けたが、前走毎日杯を4番手から抜け出して1分43秒9のレコードで優勝。アルアインの全弟。今年の東京G1でサンデーRは[2−1−1−0]。福永騎手は日本ダービー2連覇が懸かる。

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