目黒記念
レース展望

過去10年で1番人気は[2−3−2−3]で5連対。前走勝ち馬は[2−2−1−1]だが、前走負けた馬は[0−1−1−2]で取りこぼしが多い。2番人気は[0−1−0−9]で1連対、3番人気は[2−0−1−7]で2連対。6〜9番人気が6連対、10番人気以下が3連対。過去5年の馬連は12倍、34倍、192倍、44倍、46倍で荒れている。重賞実績馬が揃うが、人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

トップハンデは[1−0−2−10]で1連対のみ。唯一連対した馬は58キロを背負い、8番人気で勝ったフェイムゲーム。4番人気以内は[0−0−0−4]。19年は1番人気のブラストワンピースが8着に終わった。6番人気以下で連対した9頭のうち5頭が前走OP以上のレースで4〜6着に負けたが、4頭が前走と斤量が同じだった。ハンデキャッパーに評価され、前走5着前後に負けても斤量が減らなかった馬に注意。

グロンディオーズは前走ダイヤモンドSを7番手から最速の34.5秒で差し切って重賞初制覇。オーソリティとの叩き合いをクビ差で制した。社台は天皇賞(春)を使わず、目黒記念に直行しルメール騎手を乗せてきた。長期休み明けを除き東京では4戦4勝。半兄ムスカテールは13年の目黒記念を勝っている。ハンデは前走より2キロ重い56キロ。今年の重賞でルメール騎手は1番人気なら[4−4−1−5]で連対率57%。

ミスマンマミーアは前走大阪−ハンブルクCを後方から最速の33.0秒で差し切り2分35秒1で優勝。3走前の日経新春杯では最後方から最速の34.7秒で追い込んで0.1秒差の2着に入った。芝2200〜2600mは[4−1−2−5]。ハンデは日経新春杯より2キロ増、大阪−ハンブルクCより1キロ増の54キロ。過去10年の目黒記念で福永騎手は[1−0−1−5]で16年にクリプトグラムで勝っている。

昨年のAR共和国杯3着馬サンアップルトン、19年の菊花賞2着馬サトノルークス、前走大阪−ハンブルクC2着のヒートオンビート、2連勝中のアドマイヤポラリスなど。サンアップルトンは芝2200〜2600m[4−2−2−5]でAR共和国杯3着、日経賞4着がある。前走メトロポリタンSは3番手から3位の34.7秒で上がって4着。ハンデはAR共和国杯と同じ55キロ。最年長の柴田善騎手が持ってくるか。

過去10年でノーザンF生産馬は[3−4−3−39]で3、4、8番人気が勝ち、1、1、5,6番人気が2着、1、3、13番人気が3着。アイスバブル(外国人騎手で2年連続で2着)、アドマイヤアルバ、グロンディオーズ、サトノルークス、ムイトオブリガードが該当する。社台F生産馬は[0−3−2−14]で1、2、4番人気が2着、6、7番人気が3着。ダンスディライト、ヒートオンビートが該当する。

穴っぽいところでは、ウインキートスか。芝2500〜2600mは[2−2−0−1]。前走日経賞15着は3コーナーでカレンブーケドールに寄られて内ラチにぶつかる致命的な不利があった。東京の長距離戦では1勝クラスで0.5秒差の3、4着。右回りの方が得意だが、地力強化された今ならやれないか。先週のユーバーレーベンと同じゴールドシップ産駒。52キロでは[1−3−0−0]。丹内騎手では[1−4−0−1]。

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