宝塚記念
レース展望

過去10年で1番人気は[2−3−1−4]で5連対。過去5年は[0−2−0−4]で未勝利。2番人気は[2−1−1−6]で3連対、3番人気は[2−0−1−7]で2連対。6〜9番人気が6連対、10番人気以下が2連対。過去5年の馬連は24倍、52倍、92倍、9倍、34倍で中穴決着が多い。G1でメンバーは揃うが荒れている。人気馬に人気薄を絡めて中穴を狙うのが妙味。

連対馬13頭にG1勝ち、3頭にG1−2着、4頭にG2勝ちがあった。天皇賞(春)組を除くと連対馬13頭のうち11頭が前走4着以内。前走重賞4着以内のG1、G2実績馬に注目。前走天皇賞(春)は[4−3−3−31]だが、1〜3着馬は[0−0−2−14]で3着止まり。連対した馬は4、5、6、7、7、10、11着馬。前走天皇賞(春)に出走した馬が距離短縮で巻き返すことが多い。

クロノジェネシスは[7−3−3−1]でエリザベス女王杯5着を除き3着以内を確保。昨年以降のG1は大阪杯2着、宝塚記念1着、天皇賞(秋)3着、有馬記念1着、ドバイSC2着。昨年の宝塚記念は7番手から4コーナーで先頭に立ち、最速の36.3秒で後続を引き離し2分13秒5(稍重)で6馬身差で圧勝。生産牧場で水掻きがついていると言われるほどの道悪巧者で稍重以上では4戦4勝。

ノームコアの半妹で良馬場の高速上がりにも対応できる。デビューから全て騎乗してきた北村友騎手が落馬負傷で休養中のため、テン乗りのルメール騎手に乗り替わる。過去10年でルメール騎手は[0−0−0−6]で4、4、5、6、8着。5頭が1、2番人気、1頭が4番人気だった。昨年以降の芝G1でルメール騎手は1番人気では[8−4−0−1]。馬場が渋ると人気を裏切るような・・・。

レイパパレは6戦6勝でチャンレンジC、大阪杯を優勝。大阪杯は前半5F59.8秒で逃げ、最速タイの36.8秒で後続を突き放し2分1秒8(重)で4馬身差で圧勝。1番人気のコントレイル、2番人気のグランアレグリアに0.9秒差をつけた。同週に行われた阪神芝2000mは3戦とも逃げ馬が優勝。ウインサンフラワーは7馬身差、ニホンピロスクーロは8馬身差の圧勝だった。

昨年の大原Sは逃げて1分46秒4(稍重)で2馬身差で圧勝したが、同日の秋華賞を勝ったデアリングタクトのパフォーマンスを超えていた。秋華賞は除外され、デアリングタクトが無敗の3冠を達成。大阪杯の馬場設定は怪しさがある。初の芝2200m、56キロがどう出るか。過去10年で川田騎手は[1−2−0−7]。昨年以降、芝2200m以上のG1で川田騎手は[0−0−0−11]。

天皇賞(春)3着馬カレンブーケドール、昨年の菊花賞2着馬アリストテレス、大阪杯2着馬モズベッロ、昨年の宝塚記念2着馬キセキ、鳴尾記念勝ち馬ユニコーンライオンなど。カレンブーケドールは重賞未勝利だが、G1[0−3−1−2]でオークス、秋華賞、ジャパンCで2着。芝2200mは京都記念とオールカマーで2着。芝2200m以下の関西圏の古馬G1で戸崎騎手は[0−0−0−18]。

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