クイーンＳ
レース展望
今年は函館芝１８００ｍで行われる。過去１０年で１番人気は［５−２−２−１］で７連対。２番人気は［２−０−１−７］で２連対、３番人気は［０−０−２−８］で連対なし。１９年まで１、２番人気のどちらかが連対していたが、昨年は１１−４番人気で荒れた。６〜９番人気が５連対、１０番人気以下が３連対。過去５年の馬連は４１倍、２２倍、１０倍、１２倍、１３８倍。人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。
逃げ馬は［１−０−０−９］で２番人気が優勝。先行馬は７連対。以前は先行馬が活躍したが、過去３年の連対馬６頭のうち５頭が差し追い込み馬。直線が短い小回りコースでも差し追い込みが決まりやすい。６番人気以下で連対した８頭のうち７頭が差し追い込み馬。前走８、８、９、１０、１１、１３着馬が連対しており、前走着順不問。穴で前走負けて人気がない芝１８００ｍ＆洋芝巧者の差し追い込み馬を絡めたい。
マジックキャッスルは前４走秋華賞２着、愛知杯１着、阪神牝馬Ｓ２着、ヴィクトリアマイル３着。どんなレースになっても崩れないのは地力強化の証し。良馬場の芝２０００ｍ以下では［２−４−１−０］で３着以内を確保。差しタイプだが、小回りコースをこなす器用さがある。小回りの芝１８００ｍで前残りにならなければ突っ込んでくるか。小柄な牝馬だけに他馬より１キロ重い５６キロがどう出るか。鞍上は戸崎騎手。
テルツェットは１勝クラスから４連勝でダービー卿ＣＴを優勝。ダービー卿ＣＴは中団の後ろから外を回って押し上げ、３位の３４．７秒で差し切って１分３２秒６で優勝。４１８キロの小柄な牝馬が重賞初挑戦で制した。前走ヴィクトリアマイルは出遅れて最内を突いたが伸び切れず１．４秒差の１４着。中山芝１８００ｍの新馬戦を圧勝しており、小回りの芝１８００ｍも守備範囲。テン乗りのルメール騎手に乗り替わる。
福島牝馬Ｓ２着馬ドナアトラエンテ、昨年の中日新聞杯２着馬シゲルピンクダイヤ、昨年のオークス３着馬ウインマイティー、芝１８００ｍ重賞［２−０−１−３］のフェアリーポルカ、マーメイドＳ勝ち馬シャムロックヒル、前走米子Ｓ３着のクラヴァシュドールなど。ドナアトラエンテは全て芝１８００ｍを使われ［４−５−１−１］。前走福島牝馬Ｓは６番手から３位タイの３３．７秒で伸びてハナ差の２着。ドナウブルー、ジェンティルドンナの全妹。２頭出しの国枝厩舎は今年の牝馬限定重賞で［２−４−１−３］。鞍上は川田騎手。
[Home]