京都大賞典
レース展望

過去10年で1番人気は[3−1−2−4]で4連対。前走宝塚記念は4着以内なら[3−1−0−1]。2番人気は[1−1−4−4]で2連対、3番人気は[2−0−2−6]で2連対。6〜9番人気は6連対、10番人気以下は2連対。過去5年の馬連は14倍、43倍、17倍、537倍、11倍。G1実績馬が揃うと堅いが、少ないと荒れる傾向がある。19年はG1馬の出走がなく、11−6番人気で大波乱になった。

4歳[3−5−3−16]、5歳[5−3−2−27]、6歳[1−1−3−26]、7歳[1−1−2−12]、8歳以上[0−0−0−13]。人気の4、5歳馬が勝つことが多い。6歳馬と7歳馬は各2連対のみ。関東馬は[1−1−1−14]、関西馬は[9−9−9−80]。関東馬は4番人気以内[1−1−1−2]、5番人気以下[0−0−0−12]。関東馬が穴をあけたことはない。穴で先行タイプの関西馬に注意。

アリストテレスは昨年の菊花賞でコントレイルにクビ差の2着。今年はAJC杯を勝ったが、その後は阪神大賞典7着、天皇賞(春)4着、宝塚記念9着に終わった。芝2400mは初めてだが、芝2200mは[2−1−0−1]。前2走は58キロを背負ったが、今回は57キロで出走できる。これまで良馬場で57キロ以下では[2−5−0−1]。休養して立て直し、どこまで復調してくるか。2戦2勝のMデムーロ騎手が騎乗する。

ヒートオンビートは前走目黒記念で5番手から最速の32.4秒で伸びて0.3秒差の2着。勝ったウインキートスはオールカマーで2着に入った。芝2400m以上は[2−4−0−1]、阪神芝2400mは[1−2−0−1]。母はマルセリーナでラストドラフトの半弟。川田騎手が毎日王冠でダノンキングリーに騎乗するため、テン乗りの戸崎騎手が遠征して騎乗する。得意の阪神芝2400mで重賞初制覇なるか。

大阪杯2着馬モズベッロ、昨年の2着馬キセキ、京都記念2着馬ステイフーリッシュ、同3着馬ダンビュライト、前走小倉記念2着のヒュミドール、2連勝中のアイアンバローズなど。モズベッロは稍重の宝塚記念で3着、重馬場の大阪杯で2着。芝2400mは2戦2勝で日経新春杯を勝っている。パワータイプだけに開幕週の馬場に対応できるかがカギ。キセキは阪神芝2200〜2400m[0−3−1−2]で宝塚記念2着2回、神戸新聞杯2着がある。昨年の京都大賞典は大外捲りで0.1秒差の2着。テン乗りの和田騎手が騎乗する。

過去10年でノーザンF生産馬は[4−3−6−32]で1、1、2、11番人気が勝ち、6、6、7番人気が2着、1、1、2、2、5、5番人気が3着。アイアンバローズ、アリストテレス、ダンビュライト、ベレヌス、マカヒキ、ムイトオブリガードが該当する。社台F生産馬は[0−2−3−7]で2、4番人気が2着、1、2、2番人気が3着。ステイフーリッシュ、ヒートオンビートが該当する。

穴っぽいところでは、ダンビュライト。G2では[2−1−3−4]で19年のAJC杯と京都記念を勝っている。18年以降、良馬場、芝2200〜2400mのG2では[2−1−2−1]。19年の京都大賞典は前半5F59.7秒で逃げ、6位の35.4秒で上がって0.2秒差の2着に粘っている。今年は差し追い込み馬が多く、逃げるベレヌスの2番手につけられそう。詰めの甘さを松若騎手がどうカバーするかがカギ。

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