アルテミスS
レース展望

過去9年で1番人気は[4−2−0−3]で6連対。関東馬は[0−1−0−3]、関西馬は[4−1−0−0]で関東馬は不振。2番人気は[2−3−1−3]で5連対、3番人気は[0−0−1−8]で連対なし。連対馬18頭のうち13頭が5番人気以内、残る5頭は6、6、9、12、13番人気。過去5年の馬連は4倍、257倍、54倍、2倍、9倍で人気馬でガチガチか、人気薄が連対して荒れるか両極端。

前走新馬戦は5番人気以内[2−3−1−8]だが、6番人気以下[0−0−0−25]で出番なし。前走未勝利戦勝ち馬は1、6、9、12番人気が優勝。穴で最速上がりで勝った馬に注意。1勝クラスは逃げ馬が1、13番人気で連対。6番人気以下で3着以内に入った8頭のうち4頭が未勝利戦1着、3頭がOP以上で1、3、3着だった。今年は前走OP出走馬がいない。穴で前走未勝利戦を勝った馬に注意。

フォラブリューテは新潟芝1600mの新馬戦を7番手から最速の33.0秒で差し切って1分35秒0で4馬身差で圧勝。前半5F61.3秒のスローペースでレースの上がりは33.7秒でラップは11.2−11.1−11.4秒。フォラブリューテはラスト2F目に10秒台のラップを繰り出している。キャロットFで3000万円で募集されたエピファネイア産駒で母はマイルCSを制したブルーメンブラット。過去9年でルメール騎手は[0−4−0−2]で2着が多い。今年の2歳重賞でルメール騎手は1番人気なら[2−1−0−0]。

ベルクレスタは中京芝1600mの新馬戦で最速の34.3秒で差して0.2秒差の2着に負けたが、勝ったセリフォスは次走新潟2歳Sを制した。前走新潟芝1600mの未勝利戦は6番手から最速の33.8秒で差し切って1分35秒6で3馬身半差で圧勝。サンデーRで4000万円で募集されたドゥラメンテ産駒で半姉にヴィクトリアマイル勝ち馬アドマイヤリードがいる。須貝厩舎は秋華賞でソダシ(金子氏)が10着、菊花賞でステラヴェローチェ(大野氏)が4着に終わった。東京芝1600m重賞で松山騎手は[0−2−1−5]。

中山の新馬戦を逃げ切ったロムネヤ、新潟の新馬戦を圧勝したミント、前走サフラン賞3着のシゲルイワイザケ、前走札幌の未勝利戦を勝ったシンシアウィッシュ、前走中山の未勝利戦を勝ったサークルオブライフなど。ロムネヤは中山芝1600mの新馬戦を前半5F61.7秒で逃げ、メンバー3位の34.8秒で上がって1分36秒5で優勝。セレクトセールで2億2680万円で取り引きされた国枝厩舎のディープインパクト産駒で馬主は金子氏。母は豪G1を2勝しているヤンキーローズ。国枝厩舎はサークルオブライフと2頭出し。

過去10年でノーザンF生産馬は[4−6−1−20]で1、1、1、2番人気が勝ち、1、2、2、2、5、6番人気が2着、5番人気が3着。ヴァンルーラー、シゲルイワイザケ、シンティレーション、フォラブリューテ、ベルクレスタ、ミント、ロムネヤが該当する。社台F生産馬は[3−0−1−14]で1、2、6番人気が優勝。ボンクラージュが該当する。

以下は有料版のレース展望(事後公開)

穴っぽいところでは、サークルオブライフか。新潟の新馬戦は中団から内を突いて3位の35.5秒で伸びて1.2秒差の3着。勝ったイクイノックスが強過ぎたが、荒れた内を突いたことが堪えている。前走中山の未勝利戦を大きく出遅れて最後方から大外を捲って早めに押し上げ、最速の35.4秒で抜け出して1分35秒4で2馬身半差で圧勝。ラスト3Fは12.1−12.0−11.9秒で尻上がりだった。今年のメンバーで前半5F60秒を切った馬はサークルオブライフしかいない。サウジアラビアRCのような上がり勝負では厳しいが、いい脚を長く使える持ち味を生かせるレースになれば。


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