阪神カップ
レース展望

過去10年で1番人気は[1−0−2−7]で1連対のみ。唯一勝ったのはグランアレグリア。4歳以上は[0−0−2−4]、牡馬は[0−0−2−5]で連対がない。2番人気は[1−2−1−6]で3連対、3番人気は[2−2−1−5]で4連対。3番人気以内の決着は1回のみ。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が3連対。過去5年の馬連は32倍、40倍、101倍、10倍、113倍。中穴以上を狙うのが妙味。

年齢別では3歳[2−3−3−23]、4歳[2−1−3−25]、5歳[3−4−3−38]、6歳[3−1−0−30]、7歳[0−1−1−18]、8歳以上[0−0−0−8]で5歳馬の連対が多い。1、2番人気の4歳馬は[0−0−1−3]、5歳馬は[0−1−1−5]で不振傾向。17年まで牝馬は[0−0−0−18]だったが、18年以降は[3−1−1−10]で牝馬が3連勝中。近年の傾向から牝馬に注意。

ソングラインは左回り[3−2−1−0]の巧者。NHKマイルCは6番手から抜け出してハナ差の2着。勝ったシュネルマイスターは安田記念3着、マイルCS2着に入った。前走富士Sは中団から2位タイの33.9秒で差し切って重賞初制覇。芝1400mは[1−1−0−0]で紅梅Sを圧勝している。斤量54キロは守備範囲。過去10年で池添騎手は[0−0−0−8]。桜花賞15着以来となる右回りの克服がカギ。

グレナディアガーズは昨年の朝日杯FSを1分32秒3のレコードで優勝。今年はファルコンS2着、NHKマイルC3着、京成杯AH3着と勝ち切れないレースが続いている。前走マイルCSは3番手から伸び切れず1.2秒差の13着。道中掛かって自滅した。芝1400mは[1−2−0−0]で阪神の未勝利戦を1分20秒4で3馬身差で圧勝している。叩き2戦目、芝1400m、Cデムーロ騎手でどこまで変わるか。

スワンS勝ち馬ダノンファンタジー、同2着馬サウンドキアラ、同3着馬ホウオウアマゾン、同4着馬ルークズネスト、京王杯SC勝ち馬ラウダシオン、マイラーズC勝ち馬ケイデンスコールなど。ダノンファンタジーは芝1400m[3−0−0−1]でファンタジーS、阪神カップ、スワンSを優勝。阪神芝は[6−0−0−3]で重賞5勝。昨年の阪神カップは好位の内から抜け出して1分19秒7で優勝。得意の阪神で2連覇なるか。

サウンドキアラは芝1400m[2−1−1−3]で京都牝馬S1着、スワンS2着がある。スワンSでは勝ったダノンファンタジーより1キロ軽い54キロだったが、今回は同斤の55キロを背負う。ホウオウアマゾンは2走前のスワンSで逃げて0.2秒差の3着。前走マイルCSでも逃げて0.4秒差の5着に粘った。阪神は[2−2−1−2]で道悪では[2−1−0−0]。叩き3戦目でテン乗りの坂井騎手に乗り替わる。

過去10年でノーザンF生産馬は[4−1−1−16]で1、4、8、8番人気が勝ち、5番人気が2着、1番人気が3着。アストラエンブレム、グレナディアガーズ、ケイデンスコール、ソングライン、タイセイビジョン、ダノンファンタジー、ファーストフォリオ、ホウオウアマゾン、リレーションシップ、ルークズネストが該当する。社台F生産馬は[1−0−4−20]で3番人気が勝ち、2、5、5、12番人気が3着。サウンドキアラ、ベストアクター、レインボーフラッグが該当する。社台白老F生産馬は[3−1−1−8]で2、3、4番人気が勝ち、2番人気が2着、13番人気が3着。ヴィジュネル、ラウダシオンが該当する。

人気を集めるソングライン、グレナディアガーズ、ダノンファンタジーでガチガチの決着もありえるが、ソングラインは桜花賞15着(不利あり)しかない右回り、グレナディアガーズはテン乗りのCデムーロ騎手で折り合い、ダノンファンタジーはディープインパクト産駒で荒れ馬場が課題。11月以降の阪神芝重賞でディープインパクト産駒は[1−0−0−14]で勝ったのはマイルCSのグランアレグリア(1番人気)しかいない。

グレナディアガーズはテン乗りでも結果を出すCデムーロ騎手なら期待はある。ルーズネクストはファルコンS(56キロ)で逃げて1分20秒1で優勝。頭差の2着グレナディアガーズはルーズネクストより1キロ重い57キロを背負っていた。前走スワンS(54キロ)は直線でスムーズさを欠き0.2秒差の4着。3着ホウオウアマゾンとはハナ差だった。デビューから全て幸騎手が騎乗してきたが、ルメール騎手に乗り替わる。

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