有馬記念
レース展望
過去10年で1番人気は[6−1−1−2]で7連対。前走G1勝ち馬は[3−1−0−1]。前走菊花賞勝ち馬は[3−0−0−0]、天皇賞(秋)勝ち馬は[0−1−0−1]2番人気は[1−1−3−5]、3番人気は[1−1−2−6]で各2連対のみ。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が2連対。過去5年の馬連は4倍、31倍、9倍、29倍、103倍。昨年は11番人気のサラキアが2着に突っ込んで波乱になった。
年齢別では3歳[4−2−2−14]、4歳[2−5−2−36]、5歳[4−3−5−44]、6歳[0−0−1−16]、7歳以上[0−0−0−17]で3、5歳馬の優勝が多い。芝2400〜2500mのG1で実績のある3〜5歳馬に注目。6歳以上は[0−0−1−33]で不振。牡馬は[7−8−10−105]、牝馬は[3−2−0−22]。過去2年の連対馬4頭のうち3頭が牝馬。近年は牝馬の活躍が目立つ。
エフフォーリアは[5−1−0−0]で皐月賞、天皇賞(秋)を優勝。ダービーはシャフリヤールにハナ差の2着に負けたが、2分22秒5のレースレコードで走っている。上がりはシャフリヤールと同じ最速の33.4秒だった。前走天皇賞(秋)は6番手から3位の33.2秒で差し切って1分57秒9で優勝。初の古馬相手で前年の無敗の3冠馬コントレイルに0.1秒、G1−5勝のグランアレグリアに0.2秒先着した。
中山では皐月賞を4番手から抜け出して3馬身差で圧勝。2着タイトルホルダーは菊花賞を5馬身差で圧勝、3着ステラヴェローチェは神戸新聞杯を制した。芝2500mは初めてだが、3歳馬で古馬より2キロ軽い55キロで出走できる。中山芝2500mで横山武騎手は[1−0−0−10]で日経賞をウインマリリンで優勝。ダービーは1枠1番、天皇賞(秋)は3枠5番だったが、今回は公開抽選で5枠10番。これがどう出るか。
クロノジェネシスは国内[8−2−3−1]、G1は[4−2−3−1]で秋華賞、宝塚記念、有馬記念、宝塚記念を優勝。今年はドバイシーマクラシックでクビ差の2着。3着ラヴズオンリーユーに先着した。宝塚記念は4番手から最速の34.4秒で抜け出して2分10秒9で2馬身半差で圧勝。グランプリ3連勝を達成した。前走凱旋門賞は0.9秒差の7着に終わったが、重過ぎる馬場で前に行ったことが堪えたのではないか。
過去10年で凱旋門賞から直行した馬は[1−0−1−4]、1番人気では[1−0−1−0]でオルフェーヴルが勝ち、ゴールドシップが3着。クロノジェネシスはルメール騎手で1、2番人気になる。荒れ馬場、渋った馬場を得意にしている馬で最終週に行われるグランプリレースに強いタイプ。過去10年でルメール騎手は[1−4−1−3]で5連対。1、2番人気では[1−1−1−1]。クロノジェネシスはラストランになる。
菊花賞馬タイトルホルダー、天皇賞(春)2着馬ディープボンド、神戸新聞杯勝ち馬ステラヴェローチェ、エリザベス女王杯勝ち馬アカイイト、京都大賞典2着馬アリストテレスなど。タイトルホルダーは菊花賞を逃げて5馬身差で圧勝。過去10年で菊花賞馬は[3−0−2−0]で3着以内を確保。今年亡くなったドゥラメンテの産駒。皐月賞2着馬が強気なレースでエフフォーリアを逆転するか。テン乗りの横山和騎手が騎乗する。
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