中山記念
レース展望

過去10年で1番人気は[3−0−0−7]で3連対。19年までは[1−0−0−7]だったが、過去2年は[2−0−0−0]で傾向が一変した。2番人気は[3−2−2−3]で5連対、3番人気は[3−1−1−5]で4連対。6〜9番人気が3連対、10番人気以下は[0−0−0−28]。過去5年の馬連は143倍、19倍、24倍、3倍、18倍。17年に3−8番人気で万馬券が出たが、それ以降は20倍台止まり。

年齢別では4歳[4−3−5−13]、5歳[5−4−0−23]、6歳[1−2−2−23]、7歳以上[0−1−2−29]。6番人気以下で3着以内に入った7頭のうち6頭が6〜8歳の高齢馬だった。穴で内枠に入った高齢馬に注意。連対馬16頭に芝1800mで勝ち星があり、そのうち10頭が芝1800mで2勝以上。芝1800m勝ちがない4頭はG1連対馬だった。G1連対馬を除き、芝1800m実績馬に注目。

ダノンザキッドは[3−0−2−2]で東スポ杯2歳S、ホープフルSを優勝。昨秋は初マイルとなった富士Sは0.5秒差の4着、前走マイルCSは中団から3位の33.0秒で上がって0.2秒差の3着。セレクトセールで1億円で取り引きされた安田隆厩舎のジャスタウェイ産駒で半兄にミッキーブリランテがいる。芝1800mは[2−0−0−0]で新馬戦、東スポ杯2歳Sを優勝。今年の重賞で川田騎手は[1−1−3−4]。

カラテは重賞では[1−1−1−3]。前走東京新聞杯は10番手から2位の33.9秒で伸びて0.4秒差の3着。道中の位置取りが悪くなって届かなかった。芝1800mは[0−0−0−5]だが、本格化する馬の18、19年のもの。20年以降中山芝は全て1600mで[3−0−0−1]。菅原騎手は重賞[2−1−2−17]で今年は京成杯をオニャンコポンで勝っている。高橋祥調教師は今週末で定年引退になる。

前走白富士S2着のアドマイヤハダル、福島記念勝ち馬パンサラッサ、京成杯AH2着馬コントラチェック、20年の紫苑S勝ち馬マルターズディオサ、昨年の中山記念3着馬ウインイクシードなど。アドマイヤハダルは前走白富士Sで中団から2位の34.2秒で上がって0.2秒差の2着。中山では皐月賞4着、ディセンバーS5着がある。3戦連続で横山武騎手が騎乗する。今年の重賞で横山武騎手は[0−1−2−5]で1連対のみ。

パンサラッサは福島記念を前半5F57.3秒で大逃げして1分59秒2で4馬身差で圧勝。芝2000m以下で逃げたときは[3−1−0−2]。オクトーバーSで騎乗した吉田豊騎手が大逃げして粘らせるか。コントラチェックは良&稍重の中山重賞[3−1−0−0]でフラワーC、ターコイズS、オーシャンSを優勝。藤沢和調教師は今週末で定年引退になる。昨年の中山記念で4着に入ったゴーフォザサミットも出走させる。

過去10年でノーザンF生産馬は[3−4−4−16]で1、1、3番人気が勝ち、2、5、5、6番人気が2着、2、2、4、4番に気が3着。6番人気が2着に入ったが、それを除くと5番人気以内の上位人気馬。アドマイヤハダル、コントラチェック、ダノンザキッド、ルフトシュトローム、レッドサイオンが該当する。社台F生産馬は[2−2−3−14]、社台白老F生産馬は[1−0−0−6]だが、今年は出走馬がいない。

前走マイルCSで1分32秒8で走って3着に入り高速決着に対応したダノンザキッドはこのメンバーに入ると優位感がある。20年以降の中山芝G2、G3で安田隆厩舎は[3−2−1−2]、5番人気以内では[3−2−1−0]。開幕週のため、流れと位置取り次第か。パンサラッサは福島記念を大逃げしたときの1800m通過は1分46秒1。昨年の中山記念は差すレースで7着。過去10年で逃げた馬は[0−1−3−6]。

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