阪神大賞典
レース展望

過去10年で1番人気は[6−1−1−2]で7連対。単勝1倍台は[4−1−1−2]で勝率50%。過去2年は単勝1.6倍のキセキが7着、単勝1.3倍のアリストテレスが7着に終わった。2番人気は[1−2−1−6]で3連対、3番人気は[3−1−2−4]で4連対。過去5年の馬連は1.4倍、12倍、27倍、37倍、35倍。近年は中穴決着が多くなり、波乱傾向が強まっている。

連対馬11頭が前走4着以内。前走5着以下から連対した9頭のうち6頭に3000m以上の長距離重賞で連対があった。長距離重賞実績馬なら巻き返し可能。前走有馬記念6〜11着から6頭が連対している。関東馬は[0−1−0−14]、関西馬は[10−9−10−61]。関東馬は16年に4番人気が連対したが、それ以降は[0−0−0−6]。5番人気以内の関東馬は[0−1−0−4]。人気でも過信禁物。

ディープボンドは昨年の阪神大賞典を先行抜け出しで5馬身差で圧勝。天皇賞(春)は先行して抜け出したが、最後にワールドプレミアに差されて0.1秒差の2着。前走有馬記念は好位の内から4位の36.1秒で上がってエフフォーリアに0.1秒差の2着。上がりの掛かる消耗戦でスタミナと体力をフルに発揮できた。G1で連対がある馬いないメンバーで単勝1倍台の断然人気になりそう。普通に走れば勝ち負けか。

マカオンドールは休み明けを除き芝2200m以上では[3−3−1−0]で3着以内を確保。2勝クラスを勝って格上挑戦で臨んだ前走万葉Sは後方から最内を突いて最速の34.8秒で差し切って3分4秒3で優勝。3着シルヴァーソニックはステイヤーズS3着馬。前4走は全て上がり最速。ここにきて末脚の威力が増している。父ゴールドシップは阪神大賞典を3連覇。スタミナと持久力でディープボンドに迫るか。

過去10年でノーザンF生産馬は[5−6−2−26]で1、1、1、2、3番人気が勝ち、2、2、4、5、6、7番人気が2着、5、5番人気が3着。アイアンバローズ、アドマイヤアルバ、シロニイ、ゴースト、タイセイモナーク、ダンビュライト、マカオンドール、マンオブスピリット、ユーキャンスマイルが該当する。社台F生産馬は[1−1−0−2]でシルヴァーソニック、トーセンカンビーナが該当する。

過去2年の阪神大賞典で1、2着のユーキャンスマイル、前走ステイヤーズS2着のアイアンバローズ、同3着馬シルヴァーソニック、前走ダイヤモンドS3着のトーセンカンビーナ、前走3勝クラスを勝ったキングオブドラゴンなど。ユーキャンスマイルは芝3000m以上[1−2−1−3]。近走不振だが、昨年より1キロ軽い56キロで出走できる。キングオブドラゴンは前5走[3−2−0−0]。昨年以降の芝重賞で矢作厩舎の管理馬が逃げたときは[4−1−2−6]。

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