大阪杯
レース展望

G1昇格後の過去5年で1番人気は[2−0−2−1]で2連対。過去3年は4歳馬が6、3、3着。昨年は単勝1.8倍のコントレイルが3着に終わった。2番人気は[1−1−1−2]で2連対、3番人気は[0−0−0−5]で連対なし。6〜9番人気が4連対、10番人気以下は[0−0−0−24]。G1昇格後は1−7番人気、1−6番人気、9−2番人気、2−4番人気、4−6番人気で決着し、馬連は23倍、29倍、36倍、11倍、190倍。3番人気以内の決着はない。人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

連対馬10頭のうち8頭が前走5着以内、残る2頭は前走金鯱賞6着、京都記念8着。前走G2で5着以内に入った馬が活躍している。前走G1は有馬記念なら[1−1−0−3]だが、それ以外は[0−0−1−6]で連対がない。4歳[2−2−4−15]、5歳[3−2−1−21]、6歳[0−1−0−10]、7歳以上[0−0−0−8]。1、2番人気では4歳馬[1−0−3−2]、5歳馬[2−1−0−1]で5歳馬は堅実。4歳馬は3着が多い点に注意。6歳馬は7番人気の1連対のみ。7歳以上は3着以内がない。

エフフォーリアは[6−1−0−0]で皐月賞、天皇賞(秋)、有馬記念を優勝。ダービーでハナ差の2着に負けたが、2分22秒5のレースレコードで走り、勝ったシャフリヤールはドバイSCを制した。前走天皇賞(秋)は6番手から3位の33.2秒で差し切って1分57秒9で優勝。コントレイル、グランアレグリアを相手にしなかった。前走有馬記念は9番手から4コーナーで5番手に押し上げ、最速の35.9秒で差し切って2分32秒0で優勝。グランプリを3連勝していたクロノジェネシスを負かして現役最強を証明した。

芝2000mは[4−0−0−0]で荒れ馬場の皐月賞を2分00秒6(稍重)で勝ち、高速馬場の天皇賞(秋)を1分57秒9で勝っている。天皇賞(秋)は前半5F60.5秒、後半5F57.4秒だった。休み明けは3戦3勝。初の関西遠征で大きく馬体が減ったり、イレ込んだりしなければ勝ち負けか。昨年以降のG1で横山武騎手は[5−2−1−10]で5勝。1番人気では[1−1−0−1]、2番人気では[2−1−0−0]。先週の高松宮記念は1番人気のレシステンシアで6着に終わった。エフフォーリアなら大丈夫か。

ジャックドールはデビューから全て芝2000mを使われ[6−2−0−1]で現在1勝クラス、浜名湖特別、ウェルカムS、白富士S、金鯱賞を4連勝中。金鯱賞はハナを切ってラップを落とさずに逃げ、3位タイの34.6秒で後続を突き放し1分57秒2のレコードで2馬身半差で圧勝。G1馬レイパパレ、アカイイトを相手にしなかった。前半5F59.3秒、後半5F57.9秒だったが、昨年の天皇賞(秋)は前半5F60.5秒、後半5F57.4秒。このあたりをどう考えるか。社台の包囲網を突破してG1初制覇なるか。

過去5年でノーザンF生産馬は[4−2−2−24]で1、2、4、9番人気が勝ち、4、7番人気が2着、2、4番人気が3着。人気薄も連対している。アドマイヤハダル、アリーヴォ、エフフォーリア、ジェラルディーナ、ポタジェ、ヒシイグアス、マカヒキ、レイパパレ、レッドジェネシスが該当する。社台F生産馬は[0−0−0−7]。今年は該当馬がいない。社台白老F生産馬は出走がない。今年はキングオブコージ、ステラリアが該当する。

昨年の大阪杯勝ち馬レイパパレ、昨年のエリザベス女王杯勝ち馬アカイイト、前走香港カップ2着のヒシイグアス、AJCC勝ち馬キングオブコージ、小倉大賞典勝ち馬アリーヴォ、京都記念勝ち馬アフリカンゴールド、前走金鯱賞4着のポタジェ、昨年の日経賞&オールカマー勝ち馬ウインマリリンなど。レイパパレは前走金鯱賞で4番手から3位タイの34.6秒で上がって0.4秒差の2着。勝ったジャックドールとは同斤だったが、今回は2キロ軽い55キロで出走できる。昨年の大阪杯は重馬場で4馬身差で圧勝。今年は雨は降らない予報。

アカイイトはエリザベス女王杯を外から捲って最速の35.7秒で差し切り2馬身差で圧勝。前走金鯱賞は7番手から8位タイの34.7秒で上がって0.6秒差の3着。阪神芝は[3−1−1−4]で7戦で最速上がりを繰り出している。ヒシイグアスは昨年中山記念、中山記念を連勝し、天皇賞(秋)で5着、香港カップで2着に入った。天皇賞(秋)はエフフォーリアに0.8秒差をつけられたが、58キロを背負い、外枠から外を回っている。過去5年の大阪杯で池添騎手は[0−1−1−2]で昨年は6番人気のモズベッロで2着に入った。

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