阪神牝馬S
レース展望

過去6年で1番人気は[2−1−1−2]で3連対。前走牡馬混合G1は[1−1−0−0]だが、それ以外の重賞は[0−0−1−2]で不振。2番人気は[2−1−0−3]で3連対、3番人気は[0−1−0−5]で1連対。連対馬12頭のうち9頭が4番人気以内、残る3頭は6、11、12番人気。過去6年の馬連は3倍、8倍、166倍、267倍、21倍、6倍。18、19年は10番人気以下が連対して大波乱になった。

関東馬は[0−1−0−6]、関西馬は[6−5−6−60]で関西馬が大活躍。関東馬は昨年2番人気のマジックキャッスルが2着に入ったが、5番人気以内は[0−1−0−2]。ノーザンF、社台F生産の関西馬に注目。過去6年の連対馬12頭のうち6頭が逃げ先行馬。6年のうち4年で前に行った馬が勝っている。18年に11番人気、19年に12番人気で連対した馬は道中2番手につけていた。大穴で先行タイプに注意。

アカイトリノムスメは昨年3冠で桜花賞4着、オークス2着、秋華賞1着。秋華賞は6番手から3位タイの35.9秒で抜け出して2分1秒2で優勝。前走エリザベス女王杯は好位から伸び切れず0.5秒差の7着。前半5Fは秋華賞が61.2秒、エリザベス女王杯が59.0秒だった。芝1600mは[3−0−0−1]でクーンCを1分33秒3で勝ち、桜花賞を1分31秒3で4着。過去6年で56キロを背負った馬は[0−1−0−4]で1連対のみ。今年の重賞で戸崎騎手は[1−1−2−15]。

アンドヴァラナウトは[3−3−1−1]でローズSを優勝。秋華賞は5番手から6位の36.1秒で抜け出しかけたが、最後に競り負けて0.2秒差の3着。前走愛知杯は1番人気に支持されたが、好位から伸び切れず0.6秒差の11着に終わった。休み明けで馬体が16キロ増えていたこと、少しタフな馬場でハンデ55キロが影響したのか。芝1600mでは[1−2−0−0]。福永騎手では[3−3−1−0]で3着以内を確保。他の4歳馬より1キロ重い55キロがどう出るか。

過去10年でノーザンF生産馬は[2−4−5−27]で1、11番人気が勝ち、1、3、3、1番人気が2着、1、3、7、8、9番人気が3着。人気薄も激走している。アカイトリノムスメ、アンドヴァラナウト、ジェラルディーナが該当する。社台F生産馬は[2−5−0−20]で1、2番人気が勝ち、2、2、4、7、12番人気が2着。デゼル、マジックキャッスル、ラルナブリラーレが該当する。

前走京都記念4着のジェラルディーナ、昨年の阪神牝馬S勝ち馬デゼル、同2着馬マジックキャッスルなど。ジェラルディーナは前2走チャレンジC4着、京都記念4着。今回は牝馬限定戦でメンバーが楽になる。芝1600mは[0−1−1−2]で距離の克服がカギ。福永騎手から幸騎手に乗り替わる。デゼルは前走愛知杯3着で復調気配。昨年より1キロ多い55キロを背負う。マジックキャッスルは府中牝馬S15着、愛知杯9着で不振が続いている。芝1600mは[0−3−1−1]。昨年と同じ54キロで出走できる。

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