マイラーズC
レース展望

過去10年で1番人気は[2−2−2−4]で4連対。単勝1倍台は[2−0−0−0]、2倍台は[0−1−2−3]、3倍以上は[0−1−0−1]で単勝2倍以上は未勝利。2番人気は[2−1−2−5]で3連対、3番人気は[3−1−1−5]で4連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下は[0−0−1−55]。過去5年の馬連は5倍、12倍、10倍、28倍、15倍。近年は荒れても中穴までに収まっている。

連対馬20頭のうち10頭が前走連対。16年までは前走OP以上で5〜7着に負けた馬の巻き返しが多かったが、過去5年の連対馬10頭のうち9頭が前走5着以内だった。近年は前走重賞で好走した人気馬が活躍している。15年以降に6番人気以下で3着以下に入った馬は、道中2〜4番手につけていた。前に行った人気薄が粘って波乱を演出するのがパターン。穴で前走OP以上に出走した先行タイプの関西牡馬に注意。

カラテは昨年の東京新聞杯で重賞初制覇。安田記念は13着に終わったが、関屋記念2着、京成杯AH5着、ニューイヤーS1着、東京新聞杯3着、中山記念2着とG2以下では堅実に走っている。前走中山記念は大外から最速の36.0秒で追い込んで0.4秒差の2着。勝ったパンサラッサはドバイターフを制した。高橋祥調教師が引退のため、辻野厩舎に転厩して緒戦になる。前走中2週で仕上げたため、デキ落ちがなければ。

ホウオウアマゾンは阪神芝重賞[1−2−1−2]でアーリントンC1着、デイリー杯2歳S2着、阪神カップ2着、スワンS3着がある。昨年のマイルCSは逃げて0.4秒差の5着。阪神カップは0.3秒差の2着。差すレースでも崩れなかった。前走東京新聞杯は5番手から全く伸びず12着。激戦が続いた疲れが出たか。阪神芝1600mは[2−2−0−2]。矢作厩舎の管理馬は前走惨敗していても巻き返すことが多い。

過去10年でノーザンF生産馬は[5−1−1−27]で1、2、3、3、5番人気が勝ち、3番人気が2着、7番人気が3着。ヴィクティファルス、ケイデンスコール、サトノアーサー、ホウオウアマゾン、レッドベルオーブが該当する。社台F生産馬は[0−2−4−13]で1、1番人気が2着、1、1、2、2番に気が3着。エアロロノア、ダイワキャグニー、ファルコニア、レインボーフラッグが該当する。

六甲S勝ち馬エアロロノア、同2着馬ファルコニア、洛陽S勝ち馬エアファンディタ、20年のデイリー杯2歳S勝ち馬レッドベルオーブ、昨年のスプリングS勝ち馬ヴィクティファルス、3連勝でOP入りしたソウルラッシュ、昨年のマイラーズC勝ち馬ケイデンスコール、京都金杯2着馬ダイワキャグニーなど。今年は例年以上の混戦で勝ってもおかしくない馬が多い。10番人気以下で激走する馬がいるのではないか。

エアロロノアは阪神芝1600m[3−0−0−1]でリゲルS、六甲Sを最速の32.6秒、34.0秒で差して勝っている。重賞ではマイラーズCが0.2秒差の5着、京都金杯が0.4秒差の6着。得意の阪神で重賞初制覇なるか。2戦連続で幸騎手が騎乗する。ファルコニアは阪神芝[3−2−1−1]で前2走芝1600mの洛陽Sで0.2秒差の3着、六甲Sで0.2秒差の2着。3月13日以降の重賞で川田騎手は[3−2−2−1]で皐月賞4着のダノンベルーガ(1枠1番)を除き3着以内を確保。

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