ヴィクトリアマイル
レース展望

過去10年で1番人気は[3−2−0−5]で5連対。過去2年は単勝1倍台のアーモンドアイ、グランアレグリアが勝っている。2番人気は[0−0−1−9]、3番人気は[0−1−1−8]で計1連対のみ。6〜9番人気が4連対、10番人気以下は5連対。過去5年の馬連は427倍、40倍、37倍、7倍、36倍で荒れている。15年は5−12−18番人気で3連単2070万馬券が飛び出した。

前走芝重賞勝ち馬は[0−3−0−26]で3連対のみ。5番人気以内は[0−1−0−12]で1連対のみ。前走6〜9着が5連対、10着以下が4連対。前走重賞なら着順は問われない。以前は前走重賞で惨敗した馬が穴をあけていたが、17年以降に6番人気以下で連対した4頭は前走重賞で1、2、4、5着だった。穴で前走重賞5着以内、10番枠より内に入った差し追い込みタイプに注意。

過去10年でノーザンF生産馬は[6−4−2−39]で1、1、1、5、6、11番人気が勝ち、1、1、4、7番人気が2着、5、7番人気が3着。アンドヴァラナウト、シャドウディーヴァ、ソダシ、ソングライン、ディヴィーナ、テルツェット、ファインルージュ、レイパパレ、レシステンシアが該当する。社台F生産馬は[0−2−2−23]で4、10番人気が2着、3、5番人気が3着。デゼル、マジックキャッスルが該当する。

レイパパレは芝2200m[0−0−1−2]で昨年後半は不振が続いたが、国内の芝2000m以下では[6−2−0−0]で連対を確保。昨年重馬場の大阪杯を逃げて4馬身差で圧勝。今年の大阪杯は3番手から抜け出してポタジェにクビ差の2着。あらためてG1で通用することを示した。芝1600mは[2−0−0−0]で新馬戦、1勝クラスを優勝。初の東京コースで高速決着に対応できるかがカギ。道悪をこなすため、馬場が渋った方がいいか。今年のマイル重賞で川田騎手は[3−0−3−1]でG1では[2−0−0−0]。

ソダシは秋華賞で10着に終わった後、初ダートのチャンピオンズCで逃げて2.3秒差の12着。前走フェブラリーSは2番手から5位タイの34.9秒で上がって0.5秒差の3着に踏ん張った。芝1800m以下では[5−0−0−0]、芝1600mは[3−0−0−0]でアルテミスS、阪神JF、桜花賞を勝っている。桜花賞は高速馬場で1分31秒1のレコード決着だった。須貝厩舎は17年のヴィクトリアマイルをアドマイヤリードで勝っている。吉田隼騎手は昨年ランブリングアレー(10人気)で2着。アイドルホース復活なるか。

サウジのターフスプリント勝ち馬ソングライン、20年の牝馬3冠馬デアリングタクト、前走東京新聞杯2着のファインルージュ、20年のNHKマイルC2着馬レシステンシア、阪神牝馬S勝ち馬メイショウミモザ、同2着馬アンドヴァラナウト、同3着馬デゼル、昨年のヴィクトリアマイル3着馬マジックキャッスル、昨年のエリザベス女王杯勝ち馬アカイイト、昨年のクイーンS勝ち馬テルツェットなど。東京は金曜と土曜に雨が降り、日曜は曇りの予報。馬場が渋る可能性がある点を考慮しておきたい。

ソングラインは東京芝1600m[2−2−0−0]でNHKマイルC2着、富士S1着。NHKマイルCは6番手から3位の34.3秒で抜け出してハナ差の2着。最後に手前を替えて内にモタれなければ勝っていた。勝ったシュネルマイスターは安田記念3で着、マイルCSで2着に入った。東京マイル適性は十分だが、サウジ遠征明けがどう出るか。デアリングタクトは昨年金鯱賞2着、クイーンエリザベス2世C3着。今回は1年1ヶ月ぶりの出走になる。芝1600mは3戦3勝。道悪をこなすため、少し渋った馬場の方がいいか。

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