平安S
レース展望

5月に移動し距離が1900mに変更された過去9年で1番人気は[4−1−0−4]で5連対。単勝1倍台は[1−0−0−1]、2倍台は[3−1−0−1]、3倍台は[0−0−0−2]。2番人気は[1−0−1−7]で1連対、3番人気は[1−3−2−3]で4連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が2連対。過去5年の馬連は24倍、59倍、218倍、21倍、8倍で中穴以上の決着が多い。極端な人気薄に注意。

連対馬18頭のうち11頭が前走5着以内。残る7頭は前走10、11、12、13、14、14、16着。惨敗馬が巻き返している。前走6〜9着は[0−0−2−31]。中途半端に負けた馬より10着以下に惨敗した馬に注意。6番人気以下で連対した6頭のうち4頭が道中10番手以下、残る2頭が2番手以内。実力馬が前を一掃すると最後に追い込み馬が突っ込んでくることが多いが、今年も中京のため、穴で前残りに注意。

過去10年でノーザンF生産馬は[1−2−3−16]で1番人気が勝ち、6、8番人気が2着、2、3、4番人気が3着。ダノンファラオが該当する。社台F生産馬は[1−0−3−6]で3番人気が1着、3、4、5番人気が3着。グレートタイムが該当する。社台白老F生産馬は[0−0−1−5]で6番人気が3着。スワーヴアラミスが該当する。今年は社台馬主の馬の出走がない。例年活躍する4歳馬の出走もない。

テーオーケインズは昨年の帝王賞を3馬身差で圧勝しG1初制覇。JBCクラシックは出遅れて4着に終わったが、チャンピオンズCを5番手から最速の35.5秒で抜け出して1分49秒7の好タイムで6馬身差で圧勝。レーティング119はJCダート時代を含めて最高レベル。前走サウジCは道中揉まれて2.5秒差の8着。ダ1900mの経験はないが、中京ダ1800mは2戦2勝。他馬より重い59キロの克服がカギ。

オーヴェルニュは中京ダート[3−1−0−1]の巧者。昨年の平安Sは58キロを背負い、3番手から抜け出してレコードで6馬身差で圧勝。チャンピオンズCは中団から伸び切れず1.4秒差の6着。今年の東海Sは4番手から早めに動いて半馬身差の2着。前走アンタレスSは好位から伸び切れず0.6秒差の8着。昨年より1キロ軽い57キロで出走できる。得意の中京で巻き返すか。今年のG3で福永騎手は[0−0−0−6]。

マーチS勝ち馬メイショウハリオ、東海S勝ち馬スワーヴアラミス、昨年のシリウスS勝ち馬サンライズホープ、シリウスS&東海S&マーチS3着のブルベアイリーデ、前走アンタレスS6着のカデナ、前走ダイオライト記念4着のダノンファラオ、前走オアシスSを勝ったサンダーブリッツなど。メイショウハリオは前走マーチSは大外から豪快差し切って1分50秒2(重)で優勝。天皇賞(春)3着馬テーオーロイヤルの半兄。チャンピオンズCでテーオーケインズとは1.4秒差。今回は斤量2キロ差でどこまで差を詰められるか。

スワーヴアラミスは東海Sを中団から最速タイの37.2秒で差し切って1分51秒7で優勝。ダ1900mは[1−1−0−2]でアルデバランS2着がある。東海Sより2キロ重い58キロがどう出るか。サンライズホープは中京ダ1900m[1−1−0−0]でシリウスSを1分57秒4で勝っている。得意コースで粘り込むか。ブルベアイリーデは昨年BSN賞を勝った後、シリウスS3着、武蔵野S4着、東海S3着、マーチS3着で善戦止まりが続いている。昨年のシリウスSより1キロ軽い56キロ。Mデムーロ騎手が騎乗する。

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