日本ダービー
レース展望
過去１０年で１番人気は［３−２−２−３］で５連対。単勝１倍台は［２−１−０−１］、２倍台は［１−１−０−２］、３倍台は［０−０−２−０］。信頼度は単勝オッズに比例する。２番人気は［１−２−１−６］で３連対、３番人気は［３−３−１−３］で６連対。連対馬１９頭が５番人気以内、残る１頭は１２番人気で勝ったロジャーバローズ。過去５年の馬連は１６倍、７９倍、１１２倍、２倍、１０倍で堅いか波乱両極端。
連対馬１６頭が前走３着以内。前走４着以下から連対した４頭は前走皐月賞４、５、６、７着だった。前走８着以下は［０−０−１−４７］。前走Ｇ２で３着以下は［０−０−１−１０］。前走Ｇ３以下は［１−０−１−１５］で１連対のみ。１０番人気以下で３着以内に入った４頭は１、３、６、７番枠で道中は２、３、５、９番手。内めの枠からある程度前につけた馬が波乱を演出している。１２番人気で勝った馬は１枠１番だった。
過去１０年でノーザンＦ生産馬は［５−６−７−５８］で１、２、３、４、５番人気が勝ち、１、２、２、３、３、５番人気が２着、１、２、３、７、９、１０、１６番人気が３着。人気薄が３着に来ている。イクイノックス、キラーアビリティ、ジオグリフ、ジャスティンパレス、ダノンベルーガ、デシエルト、ドウデュース、ピースオブエイトが該当する。社台Ｆ生産馬は［０−０−０−１７］で３着以内がない。アスクビクターモア、アスクワイルドモア、オニャンコポンが該当する。
ジオグリフは［３−１−０−１］で朝日杯ＦＳ５着を除き連対を確保。共同通信杯は他馬より１キロ重い５７キロを背負ってダノンベルーガに０．２秒差の２着。前走皐月賞を５番手の外から４位タイの３４．３秒で差し切って１分５９秒７で優勝。札幌記念を大外捲りで圧勝した馬が小回りの中山でＧ１を制した。新種牡馬ドレファン産駒で母の父はキングカメハメハ。近親にダービー２着馬インティライミがいる。ノド鳴りは今のところ問題になっていない。ここにきて尻がボリュームアップしている。福永騎手は史上初のダービー３連覇が懸かる。
イクイノックスは東スポ杯２歳Ｓを後方から最速の３２．９秒で差し切って２馬身半差で圧勝。前走皐月賞は７番手から８位タイの３４．６秒で上がって０．１秒差の２着。向こう正面で後ろからぶつけられて掛かって上がって行ったことが堪えた。ルメール騎手は昨年の菊花賞・オーソクレース、皐月賞・イクイノックス、オークス・スターズオンアースに続き、また大外１８番枠に入った。東京はＢ→Ｃコースに変更される。木村調教師は「２４００ｍがいいというふうには思ってはいない」とコメント。距離をこなして体力負けしなければ。
皐月賞３着馬ドウデュース、同４着馬ダノンベルーガ、同５着馬アスクビクターモア、ホープフルＳ勝ち馬キラーアビリティ、青葉賞勝ち馬プラダリア、同２着馬ロードレゼル（レーン騎手）、京都新聞杯勝ち馬アスクワイルドモア、毎日杯勝ち馬ピースオブエイト、ＮＨＫマイルＣ２着馬マテンロウオリオン、若葉Ｓ勝ち馬デシエルト、プリンシパルＳ勝ち馬セイウンハーデスなど。土日は晴れて気温が上がる予報が出ている。土曜は２９℃、日曜は３５℃の予報が出ている。暑さに強いタイプに注意。芦毛、白毛はおらず、栗毛は１頭のみ。
ドウデュースは［３−１−１−０］で３着以内を確保。前走皐月賞は大外から最速の３３．８秒で追い込んで０．３秒差の３着。中団より前につけていた馬が追い込むレースになった。武豊騎手は皐月賞で３着以内に入った８戦のうち６戦が追い込み。最速上がりを繰り出したことが直線の長い東京のダービーに繋がるのかどうか。東京ではアイビーＳを２番手から２位の３４．０秒で上がって勝っている。過去１０年のダービーで武豊騎手は［１−０−０−９］で１３年に１番人気のキズナで勝っている。時計、上がりが速くなり過ぎなければ。
ダノンベルーガは共同通信杯を中団から最速の３３．７秒で差し切って１分４７秒９（稍重）で優勝。２着ジオグリフ（５７キロ）は皐月賞を制した。前走皐月賞は５番手につけ、８位タイの３４．６秒で上がって０．３秒差の４着。１枠１番から外に出せず、ずっと荒れた内を通ったことが堪えた。ダノンの馬はＧ１で不利な枠に入ることが多く、１枠１番は最も不利な枠だった。東京では最速上がりで２戦２勝。最初からダービーを目指していた馬で皐月賞は余裕残しの仕上げだった。今回は６枠１２番。川田騎手が渾身の騎乗で持ってくるか。
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