宝塚記念
レース展望
過去10年で1番人気は[3−2−1−4]で5連対。前走勝った馬は[0−0−0−3]、前走2着馬は[1−2−1−0]。前走天皇賞(春)勝ち馬は[0−0−0−2]。2番人気は[2−1−2−5]で3連対、3番人気は[2−0−0−8]で2連対。6〜9番人気が6連対、10番人気以下が2連対。過去5年の馬連は52倍、92倍、9倍、34倍、27倍で中穴決着が多い。人気馬に人気薄を絡めて中穴を狙うのが妙味。
連対馬13頭にG1勝ち、2頭にG1−2着、4頭にG2勝ちがあった。天皇賞(春)組は着順不問。天皇賞(春)を除くと連対馬13頭のうち10頭が前走3着以内。前走重賞で3着以内に入ったG1、G2実績馬に注目。前走天皇賞(春)は[4−3−2−30]だが、1〜3着馬は[0−0−1−14]で3着止まり。連対した馬は4、5、6、7、7、10、11着馬。前走天皇賞(春)に出走した馬が距離短縮で巻き返すことが多い。
過去10年でノーザンF生産馬は[7−4−5−48]で1、2、3、3、6、7、8番人気が勝ち、1、1、9、10番人気が2着、1、2、4、6、8番人気が3着。アイアンバローズ、アリーヴォ、エフフォーリア、オーソリティ、グロリアムンディ、ヒシイグアス、ポタジェが該当する。社台F生産馬は[0−0−0−11]、4番人気以内は[0−0−0−4]。ギベオン、ステイフーリッシュ、ヒートオンビートが該当する。社台白老F生産馬は[1−0−1−2]で1番人気が勝ち、11番人気が3着。キングオブコージが該当する。
タイトルホルダーは[5−2−0−4]、逃げたときは[5−0−0−0]で弥生賞、菊花賞、日経賞、天皇賞(春)を勝っている。前走天皇賞(春)は8枠16番スタートから押してハナを切り、最速の36.4秒で後続を突き放し7馬身差で圧勝。5馬身差で圧勝した菊花賞と同様に前半飛ばしてアドバンテージを取り、中盤にラップを落として後続を引きつけ、後半徐々にペースアップして4コーナーから直線で後続を引き離した。
これまで逃げなかったときは[0−2−0−4]で勝ったことがない。エフフォーリアには皐月賞2着時が0.5秒差、ダービー6着時が0.6秒差、有馬記念5着時が0.5秒差だった。天皇賞(春)を圧勝してファン投票1位に選ばれた。これまで先着したことがないエフフォーリアに勝って現役最強を証明するか。芝2000〜2400mは[1−1−0−3]。パンサラッサがハナを切って飛ばしたときに横山和騎手がどう乗るか。
エフフォーリアは昨年皐月賞、天皇賞(秋)、有馬記念を制して年度代表馬に選出された。昨年皐月賞は2着タイトルホルダーに3馬身差をつけて圧勝。ダービーはハナ差の2着に負けたが、2分22秒5のレースレコードで走り、勝ったシャフリヤールはドバイSCを制した。天皇賞(秋)は6番手から差し切って1分57秒9で優勝。2着コントレイルはジャパンCを制した。有馬記念はディープボンドに0.1秒差をつけて勝っている。
今年初戦の大阪杯はスタートして控えた後に外から来られて中団を進み、勝負どころで押しても上がって行けず、直線で全く伸びずに0.7秒差の9着。初の長距離輸送、阪神、速い流れが影響したと思われたが、レース後にゲートで暴れて顔面を強打したと発表された。エピファネイア産駒はアリストテレスなど古馬になると成績が落ちる傾向がある。今年のG1で横山武騎手は[0−0−2−8]。巻き返すために陣営は渾身の仕上げか。
天皇賞(春)2着馬ディープボンド、前走ヴィクトリアマイル6着のデアリングタクト、ドバイターフ勝ち馬パンサラッサ、大阪杯勝ち馬ポタジェ、同3着馬アリーヴォ、同4着馬ヒシイグアス、ネオムターフC勝ち馬オーソリティ、ドバイゴールドC勝ち馬ステイフーリッシュ、昨年の日経賞&オールカマー勝ち馬ウインマリリンなど。宝塚記念は少頭数になることが多いが、今年はフルゲート18頭。多頭数でガチンコ勝負になりそうだ。
ディープボンドは昨年春以降、国内では[3−3−0−0]。阪神は[2−3−0−0]の巧者。前走天皇賞(春)はタイトルホルダーに1.1秒差をつけられたが、昨年の有馬記念では0.4秒先着している。宝塚記念はG1初制覇を飾る馬が多い。デアリングタクトは無敗で牝馬3冠を達成した後、ジャパンC3着、金鯱賞2着、QE2世C3着、ヴィクトリアマイル6着。宝塚記念は牝馬が3連勝中。叩き2戦目で復活Vなるか。
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