クイーンS
レース展望

過去10年で1番人気は[4−3−2−1]で7連対。関東馬は[2−1−0−0]、関西馬は[2−2−2−1]。関西馬は取りこぼしが多い。2番人気は[2−0−1−7]で2連対、3番人気は[1−0−1−8]で1連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が2連対。過去5年の馬連は22倍、10倍、12倍、138倍、6倍。20年は11−4番人気で万馬券が飛び出した。人気馬と人気薄で決着することが多い。

逃げ馬は[1−0−0−9]で2番人気が優勝。先行馬は8連対。以前は先行馬の連対が多かったが、過去4年の連対馬8頭のうち6頭が差し追い込み馬。直線が短い小回りコースでも差し追い込みが決まる。6番人気以下で連対した7頭のうち6頭が差し追い込み馬だった。前走8、8、9、10、13着馬が連対しており、前走着順は不問。穴で前走負けて人気がない芝1800m&洋芝巧者の差し追い込み馬を絡めたい。

過去10年でノーザンF生産馬は[5−4−0−23]で1、1、1、2、3番人気が勝ち、4、6、6、8番人気が2着。ゴルトベルク、テルツェット、ファーストフォリオ、フェアリーポルカ、ホウオウピースフル、ラヴユーライヴ、ルビーカサブランカが該当する。社台F生産馬は[1−2−1−12]で11番人気が勝ち、1、1番人気が2着、2番人気が3着。マジックキャッスルが該当する。

ウォーターナビレラは[3−1−1−2]で休み明けで太め残りだったチューリップ賞5着、待たされてゲートに突進したオークス13着を除き3着以内を確保。桜花賞は2番手から10位タイの34.0秒で上がってハナ差の2着。勝ったスターズオンアースはオークス、3着ナムラクレアは函館スプリントSを制した。脚質的に小回りの芝1800mは合うタイプ。有利な52キロで単勝1倍台の断然人気になりそうだ。平地重賞で1番人気は現在11連敗中。武豊騎手は武幸厩舎の管理馬でJRA重賞通算350勝の達成なるか。

テルツェットは昨年のクイーンSを後方から馬群に突っ込んで最速の35.2秒で差し切って1分47秒8で優勝。ルメール騎手がルメール騎手が外を回さずに馬群に突っ込んで持ってきた。その後はエリザベス女王杯11着(56キロ)、中山牝馬S5着(56.5キロ)、ヴィクトリアマイル13着(55キロ)。54キロ以下[5−0−1−0]だが、55キロ以上[1−0−0−4]で1勝のみ。近親にリアルスティール、ラヴィズオンリーユーがいる良血馬。昨年より1キロ重い56キロがどう出るか。テン乗りの池添騎手が騎乗する。

昨年のクイーンS2着馬マジックキャッスル、阪神牝馬S勝ち馬メイショウミモザ、巴賞勝ち馬ホウオウピースフル、愛知杯勝ち馬ルビーカサブランカ、ヴィクトリアマイル4着馬ローザノワールなど。マジックキャッスルは昨年のクイーンSで4番手から4位の35.6秒で上がってクビ差の2着。その後は牝馬限定重賞15、9、5、17着で不振が続いている。昨年のクイーンSは56キロを背負ったが、今年は更に1キロ重い57キロ。過去10年の牝馬限定重賞で57キロを背負った馬は[0−0−0−6]。浜中騎手が騎乗する。

メイショウミモザは阪神牝馬Sを勝ったことで今回は2キロ増の56キロ。北海道では[3−1−2−2]だが、距離1800mの克服がカギ。母はメイショウベルーガ。ホウオウピースフルは北海道の芝1800m[2−0−0−0]で札幌の未勝利、函館の巴賞を勝っている。地下馬道でイレ込むタイプだけに北海道が合うのだろう。ブラストワンピースの半妹。2連勝で重賞初制覇なるか。ルビーカサブランカは北海道[0−2−3−1]の洋芝巧者。母ムードインディゴはクイーンSで8、4、11着。テン乗りの横山和騎手が騎乗する。

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