北九州記念
レース展望
サマースプリントシリーズの第4戦。過去10年で1番人気は[0−3−0−7]で3連対。1番人気は現在13連敗中。前走重賞を勝った馬は[0−2−0−0]だが、負けた馬は[0−0−0−4]で不振。2番人気は[1−0−2−7]で1連対、3番人気は[1−1−1−7]で2連対。6〜9番人気は7連対、10番人気以下は3連対。過去5年の馬連は159倍、36倍、88倍、29倍、37倍で中穴以上の決着が続いている。
過去10年の勝ち馬は2、3、5、6、6、8、8、8、8、9番人気。6〜9番人気が7勝している。荒れるローカルのハンデ戦で人気馬が勝つのは稀。7番人気前後を頭で狙うのが妙味。牡馬は[5−5−3−81]、牝馬は[5−5−7−59]で互角。2番人気以内では牡馬[0−1−0−8]、牝馬[1−2−2−6]で牡馬は1連対のみ。人気の牡馬の不振が波乱要因。57キロ以上の牡馬は[1−0−0−10]で不振。
過去10年でノーザンF生産馬は[2−1−2−14]で8、8番人気が勝ち、3番人気が2着、6、10番人気が3着。タイセイビジョン、ビオグラフィー、フレッチア、モントライゼが該当する。社台F生産馬は[0−1−1−10]で14番人気が2着、4番人気が3着。キャプテンドレイクが該当する。ローカルのハンデ重賞で社台系生産馬はそれほど活躍していない。
ナムラクレアは芝1200mで3戦3勝。前走函館スプリントSは前半3F32.8秒のハイペースで3番手から6位タイの34.1秒で抜け出して1分7秒2で2馬身半差で圧勝。全く隙のないレースぶりでスプリント適性を示した。ハイペースについて行くスピードがあり、追うと即座に反応できる。小倉ではフェニックス賞を1分10秒8(不良)、小倉2歳Sを1分7秒9で勝っている。前走函館スプリントSは50キロだったが、今回は3キロ増の53キロを背負う。今年の重賞で浜中騎手は1、2番人気なら[3−1−0−0]。
テイエムスパーダは芝1200m[4−1−0−1]、小倉では[3−1−0−0]。前走CBC賞は前半3F31.8秒のハイペースで逃げ、3位タイの34.0秒で後続を突き放し1分5秒8のレコードで3馬身半差で圧勝した。昨夏のスプリント重賞はアイビスSD・オールアットワンス(51キロ)、北九州記念・ヨカヨカ(51キロ)、キーンランドC・レイハリア(51キロ)が勝ち、3歳牝馬が3連勝した。今回は3キロ増の51キロを背負う。同じ3歳牝馬のナムラクレアより2キロ軽い。今村騎手から国分恭騎手に乗り替わる。
前走CBC賞2着のタイセイビジョン、同3着のアネゴハダ、オーシャンS勝ち馬ジャンダルム、昨年のCBC賞勝ち馬ファストフォース、前走アイビスSD2着のシンシティ、前走1勝クラスを勝ったカフジテトラゴンなど。タイセイビジョンはCBC賞で14番手から最速の33.5秒で追い込んで0.6秒差の2着。勝ち馬より9キロ重い57キロを背負い、スタートで寄られて位置取りが悪くなったことが堪えた。右回りの芝1200mG3は[0−4−0−1]で直線で前が詰まったCBC賞4着を除き2着。2戦連続で川田騎手が騎乗する。
アネゴハダは芝1200m[0−0−2−0]で小倉2歳Sはナムラクレアに0.6秒差の3着、CBC賞はテイエムスパーダに0.7秒差の3着。ハンデは前走CBC賞と同斤の49キロ。ナムラクレアより4キロ、テイエムスパーダより2キロ軽い49キロでどこまで踏ん張るか。ジャンダルムはオーシャンSを勝ったが、重馬場の高松宮記念は11着に終わった。トップハンデ58キロを克服して激走するか。ファストフォースは昨年のCBC賞を1分6秒0のレコードで優勝。前走CBC賞は12着に終わったが、大外17番枠だった。
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