府中牝馬S
レース展望
エリザベス女王杯の前哨戦。過去10年で1番人気は[1−3−2−4]で4連対。唯一勝ったのは前年の秋華賞馬ディアドラ。前走負けた馬は[0−1−1−3]で1連対のみ。2番人気は[0−2−3−5]で2連対、3番人気は[1−0−0−9]で1連対。4、5番人気が各4連対と多い。6〜9番人気が3連対、10番人気以下が2連対。過去5年の馬連は21倍、3倍、73倍、93倍、60倍で中穴決着が多い。
連対馬12頭が前走4着以内。前走5着以下から連対した8頭のうち7頭に芝1800m重賞で3着以内があった。芝1800m重賞実績があれば巻き返す。14年以降、前走10着以下は[0−0−0−23]で出番なし。連対馬6頭に芝1800m以上で重賞勝ち、残る14頭のうち12頭に芝1800m以上で重賞3着以内があった。G2でメンバーが揃うため、中距離重賞実績が問われる。芝1800m重賞で連対がある馬に注意。
過去10年でノーザンF生産馬は[4−5−3−26]で1、4、4、7番人気が勝ち、1、2、2、5、6番人気が2着、1、2、2番人気が3着。アンドヴァラナウト、ゴルトベルク、シャドウディーヴァ、ソダシ、フォラブリューテ、ホウオウピースフル、ライティア、ラヴユーライヴ、リアアメリアが該当する。社台F生産馬は[2−1−0−21]、社台白老F生産馬は[0−1−0−7]だが、今年は出走がない。
ソダシはヴィクトリアマイルを4番手から抜け出して1分32秒2で2馬身差で圧勝。芝1600mは4戦4勝でG1を3勝。前走札幌記念は5番手から外々を回って伸び切れず0.6秒差の5着。距離が長かったか。芝1800mは2戦2勝。今回初めて56キロを背負う。過去10年で56キロは[1−1−1−4]で1番人気のディアドラが勝っている。叩き2戦目は[0−0−0−2]だが、牝馬同士のG2なら問題ないか。
アカイイトは昨年のエリザベス女王杯を出遅れて後方から捲って最速の35.7秒で差し切り2馬身半差で圧勝した。その後は有馬記念7着、金鯱賞3着、大阪杯10着、ヴィクトリアマイル8着。芝1800mは[2−1−0−3]で4戦が上がり最速。消耗戦になった垂水Sを16番手から最速の35.0秒で差し切っている。昨年の府中牝馬Sは16番手から追い込んで0.5秒差の7着。今年は2キロ重い56キロを背負う。
阪神牝馬S2着馬アンドヴァラナウト、昨年の府中牝馬S勝ち馬シャドウディーヴァ、中山牝馬S勝ち馬クリノプレミアム、同2着馬アブレイズ、クイーンS2着馬サトノセシル、同3着馬ローザノワール、マーメイドS4着馬リアアメリア、前走長岡Sを勝ったライティアなど。アンドヴァラナウトは阪神牝馬Sで3番手から抜け出して0.1秒差の2着。前走ヴィクトリアマイルは14着に終わったが、馬体が10キロ減っていた。これで54キロ以下では[3−3−0−0]。今年のG2、G3で福永騎手は[0−3−2−22]で未勝利。
シャドウディーヴァは昨年の府中牝馬Sを大外一気で1分45秒6で優勝。今年はヴィクトリアマイルが0.6秒差の9着、エプソムCが0.5秒差の8着。テン乗りの北村友騎手が騎乗する。クリノプレミアムは中山牝馬S1着、福島牝馬S2着、京成杯AH3着。G3で好走を続けている。芝1800mは[2−1−0−0]の巧者。上がりの速い東京でどこまで踏ん張るか。サトノセシルは昨年のクイーンSで0.1秒差の3着、今年のクイーンSでハナ差の2着。過去10年の府中牝馬Sで[2−2−0−1]のルメール騎手が騎乗する。
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