アルテミスS
レース展望

過去10年で1番人気は[4−2−0−4]で6連対。関西馬は[4−1−0−0]だが、関東馬は[0−1−0−4]で不振。2番人気は[2−4−1−3]で6連対、3番人気は[0−0−1−9]で連対なし。6番人気以下で連対した6頭は6、6、7、9、12、13番人気。過去5年の馬連は257倍、54倍、2倍、9倍、48倍で堅いか波乱両極端。昨年は7番人気のサークルオブライフが勝って中穴決着になった。

前走新馬戦は5番人気以内[2−3−1−11]だが、6番人気以下[0−0−0−28]で出番なし。前走未勝利戦勝ち馬は1、6、7、9、12番人気が優勝。5頭とも最速上がりで勝っていた。6番人気以下で3着以内に入った10頭のうち5頭が前走未勝利戦1着、3頭が前走OP以上で1、3、3着だった。穴で前走未勝利戦を最速上がりで勝った馬とOP以上での好走がフロック視された馬、特に逃げ先行馬に注意。

過去10年でノーザンF生産馬は[4−7−2−25]で1、1、1、2番人気が勝ち、1、2、2、2、2、5、6番人気が2着、5、8番人気が3着。ラヴェル、リバティアイランドが該当する。社台F生産馬は[3−0−1−15]で1、2、6番人気が勝ち、3番人気が3着。ディナトセレーネ、デインバランス、マラキナイアが該当する。社台馬主の馬はラヴェル(キャロットF)、リバティアイランド(サンデーR)、ディナトセレーネ(社台RH)、マラキナイア(社台RH)の4頭。

リバティアイランドは新潟の新馬戦を7番手から最速の31.4秒で差し切って1分35秒8で3馬身差で圧勝。直線で鞭を入れず、最後は流す余裕があった。前半5F63.8秒のスローペースでレースの上がりは32.0秒、ラップは10.9−10.2−10.9秒。2着クルゼイロドスルは次走東京芝1600mの未勝利戦を1分33秒5で勝っている。サンデーRで4000万円で募集された中内田厩舎のドゥラメンテ産駒。今年の芝重賞で川田騎手は1番人気では[2−0−2−5]で勝率22%。新馬戦と違う流れに戸惑わなければ。

ラヴェルは小倉芝1800mの新馬戦を出遅れて後方から2位の34.4秒で差し切って1分49秒5で優勝。レースの上がりは35.0秒、ラップは12.0−11.7−11.3秒で尻上がり。昨年ドウデュースとガイアフォースで決着した小倉芝1800mの新馬戦も尻上がりラップ(11.8−11.4−11.1秒)だった。キャロットFで3000万円で募集された矢作厩舎のキタサンブラック産駒で半妹に秋華賞2着&オークス3着のナミュールがいる。スタートが遅い点がどう出るか。岩田望騎手から坂井騎手に乗り替わる。

ダリア賞勝ち馬ミシシッピテソーロ、野路菊S2着馬アリスヴェリテ、中京の新馬戦を圧勝したマラキナイア、新潟の新馬戦を勝ったデインバランスなど。ミシシッピテソーロは東京の新馬戦を10番手から最速の34.1秒で差し切って1分35秒7で優勝。ダリア賞は9番手から最速の34.7秒で差し切って1分21秒7で優勝。関屋記念2着馬ミエノサクシードの半妹。今年の2歳戦でダノンバラード産駒は[9−5−12−64]で9勝。重賞では新潟2歳Sでキタウイング1着(4人気)、サウジアラビアRCでグラニット2着(7人気)。

アリスヴェリテは小倉の新馬戦を5番手から2位の35.2秒で差し切って1分50秒6で優勝。レースのラスト3Fは12.1−11.8−11.6秒で尻上がりだった。野路菊Sは逃げて2位の34.1秒で上がって0.3秒差の2着。リアンヴェリテの半妹でキズナ産駒。前2走騎乗した川田騎手から菊花賞を制した田辺騎手に乗り替わる。マラキナイアは中京の新馬戦を3番手から最速の34.7秒で差し切って1分34秒7で2馬身差で圧勝。ステイフーリッシュの半妹でジャスタウェイ産駒。川田騎手から松山騎手に乗り替わる。

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