天皇賞(秋)
レース展望
過去10年で1番人気は[5−3−1−1]で8連対。単勝1倍台は[2−0−0−0]、2倍台は[0−2−1−1]、3倍台は[3−1−0−0]。単勝2倍台は取りこぼしが多い。2番人気は[1−2−3−4]で3連対、3番人気は[1−1−1−7]で2連対。連対馬18頭が5番人気以内、残る2頭は7、10番人気。過去5年は5番人気以内で決着し、馬連は9倍、15倍、9倍、9倍、3倍で堅い決着が続いている。
連対馬14頭が前走3着以内。前走4、5着は[0−0−2−19]で連対がなく不振が続いている。今年は前走4、5着馬が5頭いる。前走6着以下から連対した6頭の5頭がG1馬、残る1頭がG1−2着馬。そのうち5頭が2走前にG2以上で連対していた。牡馬は[8−8−7−123]、牝馬は[2−2−3−7]。牝馬は1、2番人気[2−2−2−0]、3番人気以下[0−0−1−7]。人気がない牝馬は不振傾向。
過去10年でノーザンF生産馬は[5−6−6−46]で1、1、1、2、3番人気が勝ち、1、2、2、5、7、10番人気が2着、2、2、2、6、6、13番人気が3着。イクイノックス、ジオグリフ、シャフリヤール、ダノンベルーガ、ポタジェが該当する。社台F生産馬は[2−0−1−17]で5、5番人気が勝ち、3番人気が3着。レッドガランが該当する。社台馬主の馬はジオグリフ(サンデー)、シャフリヤール(サンデー)、イクイノックス(シルク)。
イクイノックスは[2−2−0−0]で東スポ杯2歳Sを最速の32.9秒で差し切って2馬身半差で圧勝。皐月賞は大外18番枠から外を回って8位タイの34.6秒で上がってジオグリフに0.1秒差の2着。ダービーは大外18番枠から後方3番手を進み、最速の33.6秒で追い込んでドウデュースにクビ差の2着。0.3秒差の3着アスクビクターモアは菊花賞を制した。過去10年で3歳馬は[1−1−1−9]。ダービーは前半5F58.9秒で後方から追い込むレース。速い流れで流れに乗って切れる脚を使えるのか真価が問われる。
ジャックドールは全て芝2000mを使われ[7−2−0−2]で金鯱賞、札幌記念を優勝。金鯱賞は前半5F59.3秒で逃げて1分57秒2のレコードでレイパパレに2馬身半差をつけて圧勝。札幌記念は3番手から8位の37.3秒で上がって2分1秒2で優勝。好位から抜け出して勝ち、脚質の幅を広げている。大阪杯は逃げて5着に終わったが、レース中に落鉄していた。東京芝2000mはウェルカムSを1分58秒4、白富士Sを1分57秒4で勝っている。藤岡佑騎手では[6−1−0−1]。得意の左回りでG1初制覇なるか。
昨年のダービー馬シャフリヤール、皐月賞&ダービー4着のダノンベルーガ、皐月賞馬ジオグリフ、札幌記念2着馬パンサラッサ、大阪杯勝ち馬ポタジェ、小倉記念勝ち馬マリアエレーナ、新潟記念勝ち馬カラテなど。シャフリヤールは昨年のダービーを最速タイの33.4秒で差し切って2分22秒5で優勝。ハナ差の2着エフフォーリアは天皇賞(秋)を制した。ジャパンCはコントレイルに0.5秒差の3着。今年はドバイSCを勝ち、プリンスオブウェールズS4着。サンデーRのディープインパクト産駒。社台はCデムーロ騎手を確保。
ダノンベルーガは皐月賞で1枠1番から荒れた内を通って伸び切れず0.3秒差の4着。ダービーは10番手から3位の34.3秒で上がって0.4秒差の4着。皐月賞と同様にジオグリフにマークされて外に出せなかった。東京では新馬戦、共同通信杯を最速上がりで快勝。川田騎手が内枠からどう乗るか。ジオグリフは皐月賞を5番手から4位の34.3秒で差し切って優勝。ダービーは10番手から5位の34.9秒で上がって1.0秒差の7着。晴れて気温上昇、湿度低下でノドの影響が出たか。昨年は皐月賞馬のエフフォーリアが制している。
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