ファンタジーS
レース展望

過去10年で1番人気は[3−3−2−2]で6連対。前走芝1200mは[1−1−1−0]、芝1400mは[0−1−0−2]、芝1600mは[2−1−1−0]で芝1400m組は不振。2番人気は[2−0−1−7]で2連対、3番人気は[0−1−3−6]で1連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が2連対。過去5年の馬連は26倍、7倍、30倍、33倍、4倍。人気薄を絡めて中穴を狙うのが妙味。

前走勝ち馬は[7−4−7−58]、2着馬は[1−4−1−10]だが、3〜5着馬は[0−0−2−17]で3着止まり。前走7着前後に負けた馬が巻き返しているが、過去5年の連対馬は全て前走連対していた。初勝利直後でも通用している。過去10年必ず道中4番手以内につけた馬が連対している。阪神芝1400mで行われた過去2年は4、2番手につけた馬が優勝。人気の盲点になった逃げ先行タイプの激走に注意。

過去10年でノーザンF生産馬は[5−2−2−18]で1、1、1、5、6番人気が勝ち、3、4番人気が2着、3、3番人気が3着。アロマデローサ、エナジーチャイム、トゥーテイルズ、ブトンドール、ミスヨコハマが該当する。社台F生産馬は[0−2−1−9]で1、4番人気が2着、1番人気が3着。ミカッテヨンデイイが該当する。社台白老F生産馬は[0−0−0−3]。サイモンオリーブが該当する。

アロマデローサは小倉芝1200mの新馬戦を6番手から差し切って1分9秒5で優勝。前走ききょうSは5番手から2位の34.1秒で抜け出して1分20秒4のレコードで優勝。シルクHCで1800万円で募集されたキンシャサノキセキ産駒。バラ一族で近親に秋華賞馬スタニングローズがいる。今年の重賞で福永騎手は1番人気では[0−1−1−5]。人気に関係なくG2、G3では[0−3−3−26]で未勝利。

ブトンドールは函館の新馬戦、函館2歳Sを2連勝。新馬戦は3番手から最速35.6秒で抜け出して1分11秒1(稍重)で優勝。函館2歳Sは後方から2位の36.6秒で差し切って1分11秒8(稍重)で優勝。雨で馬場が渋って上がりの掛かる消耗戦だった。セレクトセールで2200万円で取り引きされたビッグアーサー産駒。週末は雨は降らない予報。今年の重賞で鮫島駿騎手は3番人気以内では[0−0−1−7]。

小倉2歳S2着馬バレリーナ、同3着馬シルフィードレーヴ、ききょうS2着馬クインズエルサ、フェニックス賞勝ち馬ミカッテヨンデイイ、ひまわり賞勝ち馬サツマノオンナ、すずらん賞3着馬ミスヨコハマ、りんどう賞4着馬トゥーテイルズなど。バレリーナは小倉2歳Sで6番手から3位タイの34.6秒で上がって0.1秒差の2着。清水厩舎のダイワメジャー産駒で近親にシャケトラがいる。テン乗りの川田騎手が騎乗する。

クインズエルサは新馬戦とききょうSでアロマデローサに0.2秒差の2着。2戦とも内を突いてアロマデローサに食い下がっている。母は15年のファンタジーS勝ち馬キャンディバローズ。川田騎手から団野騎手に乗り替わる。ミカッテヨンデイイは小倉2歳Sで後方のまま見せ場なく10着。使い込んだ影響なのか、これまで以上にテンションが高かった。イスラボニータ産駒の小柄な牝馬。5戦連続で今村聖奈騎手が騎乗する。

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