AR共和国杯
レース展望

過去10年で1番人気は[3−1−1−5]で4連対。前走G1出走馬は[2−0−0−2]、3、4歳馬なら[2−0−0−0]で堅実。2番人気は[4−0−0−6]で4連対、3番人気は[2−1−6−1]で3連対。連対馬17頭が5番人気以内、残る3頭は6、7、7番人気。過去10年馬連万馬券は出ていない。過去5年の馬連は18倍、9倍、31倍、66倍、14倍。人気馬を軸に6番人気前後を絡めて中穴を狙うのが妙味。

53キロは[0−1−0−15]、54キロは[1−0−1−26]で計2連対のみ。56キロは[6−3−0−20]、3番人気以内なら[5−0−0−1]。57〜58キロは[3−2−1−24]、4番人気以内なら[3−2−1−6]。6番人気以下で3着以内に入った6頭のうち5頭が4、5歳の牡馬だった。6番人気以下の6歳馬は[1−0−0−25]で1連対のみ。穴で4、5歳の牡馬、特に差しタイプの関東馬に注意。

過去10年でノーザンF生産馬は[7−5−2−32]で1、1、2、2、2、3、3番人気が勝ち、1、3、4、4、5番人気が2着、3、3番人気が3着。カントル、キラーアビリティ、ハーツイストワール、ボスジラ、ユーキャンスマイル、レインカルナティオ、レッドサイオンが該当する。社台F生産馬は[1−1−2−15]で2番人気が勝ち、6番人気が2着、3、3番人気が3着。キングオブドラゴン、シルヴァーソニック、ヒートオンビート、ラストドラフトが該当する。

テーオーロイヤルは芝2200m以上[5−0−1−2]で5着以内を確保。今年はダイヤモンドSを4番手から抜け出して2馬身半差で圧勝し、天皇賞(春)は先行して早めに動いて1.2秒差の3着に踏ん張った。前走オールカマーは3番手から伸び切れず0.8秒差の5着。休み明けで馬体のボリュームが薄れていた。東京ではダイヤモンドSを勝ち、青葉賞で0.1秒差の4着がある。G3を1勝しかしていないが、天皇賞(春)3着の実績が評価されてトップハンデ57.5キロを背負う。ひと叩きされてどこまで上向いてくるか。

キラーアビリティは昨年のホープフルSを3番手から抜け出して2分00秒6で優勝。今年は皐月賞が中団から伸び切れず0.9秒差の13着。ダービーは後方から追い込んで2分22秒9で走り1.0秒差の6着まで追い上げた。皐月賞では馬体、気配が地味に映ったが、ダービーでは馬体の張りが良くなり、踏み込みに勢いが戻っていた。夏は北海道で休養し、距離が長い菊花賞をパスしてAR共和国杯に使ってきた。G1馬だが、3歳馬でハンデは55キロ。JRAが社台に忖度したハンデか。社台はCデムーロ騎手を確保している。

七夕賞2着馬ヒートオンビート、阪神大賞典3着馬シルヴァーソニック、丹頂S勝ち馬ボスジラ、札幌日経オープン勝ち馬ハーツイストワール、新潟記念2着馬ユーキャンスマイル、目黒記念4着馬ディアマンミノル、AJCC2着馬マイネルファンロン、京都記念勝ち馬アフリカンゴールド、オクトーバーS2着馬ラストドラフトなど伏兵は多士済々。先週の天皇賞(秋)ではイクイノックスが大外から最速の32.7秒で差し切って優勝。週末は雨は降らない予報。パンパンの良馬場で決め手が問われるレースになりそうだ。

ヒートオンビートは芝2400〜2500m[2−3−1−2]で昨年の目黒記念で最速の32.4秒で上がって2着がある。相手なりに堅実に走るタイプ。重賞未勝利だが、ハンデは57キロ。シルヴァーソニックは天皇賞(春)でスタート直後に落馬し競走中止。G2ではステイヤーズSと阪神大賞典で3着があるが、重賞で連対がなくハンデは55キロ。ハーツイストワールは東京芝2000m以上[3−5−0−1]。前走札幌日経オープンは3番手から抜け出して快勝。ハンでは55キロ。2戦連続で武豊騎手が騎乗する。

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