東スポ杯2歳S
レース展望

過去10年で1番人気は[5−1−1−3]で6連対。単勝1倍台前半は[1−0−0−0]、1倍台後半は[2−0−0−1]、2倍台は[2−1−1−2]。信頼度は単勝オッズに比例する。2番人気は[2−3−0−5]で5連対、3番人気は[0−1−3−6]で1連対。連対馬18頭が5番人気以内、2頭が7、8番人気。過去5年の馬連は1.7倍、247倍、3倍、13倍、12倍。18年は8−7番人気で大波乱になった。

連対馬17頭が前走1着、全馬が前走連対していた。前走人気で勝った馬が連勝することが多い。前走2着から連対した3頭は前走OP以上だった。前走3着は[0−0−1−8]、前走4着以下は[0−0−0−17]で不振。前走新馬戦[4−3−2−20]で7連対。素質があればキャリアは問われず、新馬戦勝ち馬でも通用する。過去3年は新馬戦を勝ったコントレイル、ダノンザキッド、イクイノックスが1番人気で勝っている。

過去10年でノーザンF生産馬は[5−6−3−20]で1、1、1、1、4番人気が勝ち、1、2、2、4、4、7番人気が2着、1、3、3番人気が3着。タイセイクラージュ、ダノンザタイガー、テンカノギジン、ドゥラエレーデ、フェイト、ロッククリークが該当する。社台F生産馬は[0−1−1−8]、社台白老F生産馬は[1−0−2−1]だが、今年は出走がない。社台馬主はロッククリークの1頭のみ。

フェイトは新潟芝1800mの新馬戦を5番手から最速の34.5秒で抜け出して1分48秒1で5馬身差で圧勝。軽く仕掛けただけで抜け出し、最後は流す余裕があった。セレクトセールで1億7600万円で取り引きされた矢作厩舎のリアルスティール産駒で近親にサリオス、シュネルマイスターがいる。リアルスティール産駒はオールパルフェがデイリー杯2歳Sを制した。今年のG2、G3で福永騎手は[0−4−3−26]で未勝利。今年の重賞で福永騎手は1番人気では[0−1−1−6]。矢作厩舎の管理馬であっさりクリアするか。

ハーツコンチェルトは中京芝2000mの新馬戦を8番手から早めに押し上げ、最速の33.9秒で抜け出して2分1秒6で8馬身差で圧勝。抜け出してからは流す余裕があった。前後半5Fは63.2−58.4秒。2位を1.6秒上回る末脚は強烈だった。グリーンファームで4800万円で募集されたハーツクライ産駒でアイリッシュムーンの半弟。父サンデー系、母の父アンブライドルズソングはコントレイルと同じ。今年の重賞で松山騎手は1番人気[3−0−0−7]、2番人気[2−1−0−0]。武井厩舎は重賞初制覇が懸かる。

新潟芝1800mの未勝利戦を圧勝したダノンザタイガー、札幌ダ1700mの未勝利戦を勝ったドゥラエレーデ、前走萩S4着のタイセイクラージュ、前走中山芝2000mの新馬戦を勝ったロッククリーク、東京芝1800mの新馬戦を勝ったガストリック、東京芝1800mの未勝利戦を圧勝したシルトホルンなど。ダノンザタイガーは未勝利戦を6番手から最速の33.9秒で差し切って2馬身差で圧勝。セレクトセールで2億9700万円で取り引きされた国枝厩舎のハーツクライ産駒。左回りの芝1800mを2戦した馬はこの馬のみ。

ドゥラエレーデは札幌芝1800mで5、2着の後、札幌ダ1700mを2番手から抜け出して1分46秒6(稍重)で優勝。セレクトセール1億1000万円のドゥラメンテ産駒で近親にサトノダイヤモンド。過去10年で[2−1−1−4]のムーア騎手が騎乗する。タイセイクラージュは東京芝1800mの新馬戦を4番手から最速の34.0秒で抜け出して1分47秒0で2馬身半差で圧勝。萩Sは6番手から2位タイの33.9秒で上がって0.6秒差の4着。セレクトセール4950万円のサトノクラウン産駒でダイヤモンドS勝ち馬グロンディオーズの半弟。矢作厩舎はフェイトと2頭出し。横山武騎手が騎乗する。

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