ステイヤーズS
レース展望

過去10年で1番人気は[5−1−2−2]で6連対。単勝1倍台は[2−0−0−0]、3倍台は[3−1−2−0]、4倍台以上は[0−0−0−2]。信頼度は単勝オッズに比例する。2番人気は[0−2−2−6]、3番人気は[1−1−1−7]で各2連対。6〜9番人気が6連対、10番人気以下は[0−0−1−45]。過去3年の馬連は21倍、111倍、18倍。20年は7−8番人気で万馬券が飛び出した。

関東馬[5−2−5−65]で7連対、関西馬[5−8−5−41]で13連対。関東馬は1番人気[3−0−2−1]だが、2〜5番人気は[0−1−3−10]で不振。人気の関東馬は過信禁物。牝馬は[0−0−1−5]で3着が1回あるのみ。中山芝3600mは適性の差が出やすい。アルバートが4連対、ファタモルガーナが3連対、デスペラードが2勝。一度好走した馬が何度も好走している。昨年3着以内に入った馬に注意。

過去10年のノーザンF生産馬は[4−5−4−25]で1、1、1、6番人気が勝ち、1、2、2、4、4番人気が2着、1、2、3、4番人気が3着。アイアンバローズ、アドマイヤアルバ、カウディーリョ、シークレットラン、ディアスティマ、ベスビアナイト、マンオブスピリット、ユーキャンスマイルが該当する。社台F生産馬は[0−0−1−6]。シルヴァーソニックが該当する。追分F生産馬は[1−0−0−0]。ディバインフォースが該当する。

アイアンバローズは昨年のステイヤーズSで途中からハナを切り、6位タイの35.4秒で後続を引き離したが、最後にディバインフォースに交わされて0.1秒差の2着。阪神大賞典は2番手から4位の35.2秒で上がったが、最後にディープボンドに交わされて0.1秒差の2着。天皇賞(春)は6番手から7位の37.7秒で上がって2.1秒差の5着。2着ディープボンドとは1.0秒差。前走京都大賞典は6着に終わったが、休み明けで馬体が16キロ増えていた。叩き2戦目で昨年2着の雪辱なるか。2戦連続で岩田望騎手が騎乗する。

シルヴァーソニックは芝3000m以上[0−0−4−1]でスタート直後に落馬した天皇賞(春)を除き3着を確保。昨年の松籟Sはディアスティマに0.5秒差、ステイヤーズSはディバインフォースに0.3秒差、今年の万葉Sはマカオンドールに0.2秒差、阪神大賞典はディープボンドに0.4秒差だった。アイアンバローズにはステイヤーズSで0.2秒、阪神大賞典で0.3秒負けている。長期休み明けになるが、栗CWで好位タイムを連発しており、陣営はレーン騎手を確保している。キャプテントゥーレの半弟。重賞初制覇なるか。

昨年のステイヤーズS勝ち馬ディバインフォース、昨年の天皇賞(春)6着馬ディアスティマ、阪神大賞典で1、2着があるユーキャンスマイル、19年の菊花賞5着馬メロディーレーン、古都S勝ち馬プリュムドール、同3着馬ナムラカミカゼ、同8着馬エドノフェリーチェ、松籟S勝ち馬ベスビアナイトなど。ディバインフォースは昨年のステイヤーズSを9番手から最速の34.6秒で差し切って優勝。1頭だけ34秒台の末脚を繰り出して重賞初制覇を飾った。今年は1キロ重い57キロを背負う。叩き3戦目でテン乗りの戸崎騎手が騎乗する。

ディアスティマは芝2500m以上[3−0−0−1]でグッドラックH、松籟S(3200m)、札幌日経オープンを優勝。昨年の天皇賞(春)は前半5F59.8秒で逃げ、8位タイの38.3秒で上がって0.9秒差の6着。長期休み明けの前走京都大賞典は0.8秒差の5着。叩き2戦目でどこまで変わるか。ユーキャンスマイルは2走前の新潟記念で大外から最速の33.0秒で追い込んで0.3秒差の2着。前走AR共和国杯は2位タイの33.7秒で追い込んで0.4秒差の7着。小回りで直線が短い中山でどこまで突っ込めるか。

穴っぽいところでメロディーレーンは19年の菊花賞5着馬で4着ディバインフォースとはクビ差だった。古都Sでは4着ディバインフォースに0.7秒差をつけて勝っている。エドノフェリーチェ(相沢厩舎)は芝2500m以上[1−2−0−1]。3勝Cでは[0−2−4−2]で上がり6戦が3位以内。格上挑戦になるが、ゴールドシップ産駒で持久力が優れている。ベスビアナイト(国枝厩舎)は松籟S(3200m)を中団から最速の34.7秒で差し切って優勝。中山では九十九里特別で最速の35.3秒で上がって1着同着がある。

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