阪神JF
レース展望

2歳女王決定戦。過去10年で1番人気は[4−1−0−5]で5連対。8枠は[0−0−0−3]で不振。15年以降、単勝2倍台は[3−0−0−1]で堅実。2番人気は[1−4−0−5]で5連対、3番人気は[1−1−3−5]で2連対。連対馬16頭が5番人気以内、残る4頭は6、8、10、15番人気。過去5年の馬連は9倍、6倍、100倍、6倍、124倍。ガチガチか万馬券か両極端になっている。

連対馬15頭が前走メンバー3位以内の上がりで連対していた。前走速い上がりで勝った馬が活躍。前走上がり6位以下は[1−0−1−40]、3番人気以内なら[1−0−1−0]。前走の上がりが遅い馬は人気馬のみ。6番人気以下で連対した4頭のうち2頭に前2走以内に重賞3着以内があり、残る2頭は前走1勝クラスを勝っていた。穴で重賞好走がフロック視された馬と前走1勝クラスを勝って人気がない馬に注意。

過去10年のノーザンF生産馬は[6−5−2−27]で1、1、1、2、4、5番人気が勝ち、1、2、2、2、3番人気が2着、4、10番人気が3着。アロマデローサ、ウンブライル、ドゥアイズ、ブトンドール、ミスヨコハマ、モリアーナ、ラヴェル、リバティアイランドが該当する。社台F生産馬は[2−1−0−16]で1、5番人気が勝ち、8番人気が2着。イティネラートルが該当する。追分F生産馬は[0−0−1−2]で8番人気が3着。ムーンプローブが該当する。社台系生産馬は[8−6−3−48]で8勝14連対。

リバティアイランドは新潟の新馬戦を前半5F63.8秒のスローペースで7番手から最速の31.4秒で差し切って3馬身差で圧勝。最後は流す余裕があった。前走アルテミスSは中団から2位の33.3秒で上がってラヴェルにクビ差の2着。外からマークされて直線で前が壁になり、大外に持ち出すロスがあった。サンデーRで4000万円で募集された中内田厩舎のドゥラメンテ産駒。川田騎手は今年の2歳重賞[0−3−0−3]、過去10年の阪神JFでは[0−2−0−4]。右回りでスムーズなレースができるかがカギ。

ラヴェルは小倉の新馬戦を出遅れて後方から2位の34.4秒で差し切って優勝。ラスト3Fは12.0−11.7−11.3秒で尻上がりだった。前走アルテミスSは大外10番枠から出遅れて後方2番手を進み、大外から最速の33.0秒で差し切って1分33秒8で優勝。リバティアイランドの追撃をクビ差完封した。キャロットFで3000万円で募集された矢作厩舎のキタサンブラック産駒で半妹に秋華賞2着&オークス3着のナミュールがいる。ナミュールは昨年の阪神JFで出遅れて荒れた内を突いて4着。スタートがカギになる。

札幌2歳S勝ち馬ドゥーラ、函館2歳S勝ち馬で前走ファンタジーS2着のブトンドール、新潟2歳S勝ち馬キタウイング、ファンタジーS勝ち馬リバーラ、新馬&もみじSを連勝したウンブライル、新馬&コスモス賞を連勝したモリアーナ、サフラン賞を圧勝したサンティーテソーロなど。ドゥーラは札幌2歳Sを6番手の外から最速タイの35.7秒で差し切って1分50秒0で優勝。高橋康厩舎のドゥラメンテ産駒で母の父はキングヘイロー。デビューから3戦とも最速上がりを繰り出しているが、阪神の高速決着に対応できるかがカギ。

ブトンドールは函館2歳Sを1分11秒8(稍重)で勝ち、ファンタジーSを後方から最速の34.2秒で追い込んで0.2秒差の2着。セレクトセール2200万円のビッグアーサー産駒。鮫島駿騎手がひと工夫して持ってくるか。ウンブライルは芝1400mの新馬、もみじSを3馬身半差、3馬身差で圧勝。サンデーRで5000万円で募集されたロードカナロア産駒でステルヴィオの全妹。距離1F延長、ルメール騎手から横山武騎手への乗り替わりがどう出るか。モリアーナは新馬戦、コスモス賞を3馬身、2馬身差で圧勝。セレクトセール3300万円のエピファネイア産駒。武藤騎手は重賞では[0−1−5−60]で連対率1.5%。

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