カペラS
レース展望
過去10年で1番人気は[1−1−1−7]で2連対のみ。単勝4倍以上は[0−0−0−3]で不振。5、6歳馬は[0−0−1−4]で3着止まり。2番人気は[1−2−4−3]で3連対、3番人気は[3−2−0−5]で5連対。6〜9番人気は4連対、10番人気以下は2連対。過去5年の馬連は79倍、82倍、9倍、10倍、12倍。17年は4−8番人気、18年は1−11番人気で中穴決着になった。
過去10年のうち5年が1分9秒台の高速決着。ダート短距離で実績のある馬が揃い、ハイペースで高速決着になりやすい。ダ1200mで1分10秒前後の速い持ちタイムがある馬、特に関西牡馬に注意。連対馬の脚質は逃げ3先行5、差し6追込6で差し追い込み馬が活躍している。先行争いが激化してハイペースになると直線一気が決まりやすい。末脚に威力がある直線一気タイプの追い込み馬に注意。
社台F生産馬は[1−2−2−10]で3番人気が勝ち、1、7番人気が2着、2、6番人気が3着。カルネアサーダが該当する。過去10年でノーザンF生産馬は[1−0−0−13]で6番人気が優勝。今年は該当馬がいない。社台馬主の馬はカルネアサーダ(吉田照哉氏)のみ。カルネアサーダは芝で勝ち上がれず、ダートを使って[3−2−0−1]。最近の重賞はこういうパターンで激走が多い。
リュウノユキナは20年9月以降のダ1200mで[4−9−1−0]で3着以内を確保。今年は[0−4−1−0]で東京スプリント、クラスターC、JBCスプリントで2着。中山ダ1200mは[2−2−0−4]で昨年のカペラSで5番手から5位タイの36.3秒で上がってダンシングプリンスに半馬身差の2着。3着オメガレインボーに2馬身差をつけた。ダ1200m重賞では[2−6−1−0]。過去10年で7歳馬は[0−0−1−24]で3着止まり。56歳の柴田善騎手が勝てば、JRA重賞最年長勝利となる。
ジャスティンは中山ダ1200m[2−1−0−0]で20年カペラS(58キロ)を1分9秒8で優勝。今年は根岸S4着(57キロ)、大和S1着(58.5キロ)、クラスターC3着(58キロ)、室町S15着(59キロ)。今回は57キロ。マーカンド騎手が騎乗する。オメガレインボーはダ1200m[0−1−1−0]で昨年のカペラSは最内から2位の35.8秒で上がって0.5秒差の5着。前走室町Sは好位からしぶとく伸びてエアアルマスに0.4秒差の2着。昨年のカペラSで騎乗した岩田康騎手がどう乗るか。
オーバルS2着馬リメイク、大阪スポーツ杯2着馬クロジシジョー、室町S勝ち馬エアアルマス、ながつきS勝ち馬ハコダテブショウ、3連勝中のヤマトコウセイ、カルネアサーダ、初風Sを圧勝したアティードなど伏兵は多士済々。リメイクはダ1400m[4−1−1−1]で昇竜S、端午Sを優勝。オーバルSはシャマルに0.2秒差の2着。初のダ1200mになるが、昇竜Sの1200m通過は1分10秒9だった。母サリエルはダ1200m巧者。福永騎手&新谷厩舎は先週のチャンピオンズCでクラウンプライドが2着に入った。
穴っぽいところでハコダテブショウは中山ダ1200m[4−0−0−2]で石川騎手では[4−0−0−1]。前走ながつきSは前半3F33.0秒で逃げ、7位の35.4秒で上がって1分8秒4(不良)のレコードで3馬身差で圧勝。チャンピオンズCを勝った石川騎手が今週もブラボーか。アティードは2走前の初風Sで出遅れて後方から最速タイの35.3秒で大外一気を決め、1分10秒3で3馬身差で圧勝。前走オータムリーフSはスタート直後に落馬。田辺騎手では[2−1−1−0]。初風Sより1キロ軽い56キロで出走できる。
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