朝日杯FS
レース展望

過去10年で1番人気は[3−3−2−2]で6連対。単勝1倍台は[0−2−1−0]で未勝利。前走重賞勝ち馬は[2−3−2−1]、過去5年は[2−1−2−0]で3着以内を確保。2番人気は[2−2−1−5]で4連対、3番人気は[1−1−2−7]で2連対。6〜9番人気は6連対、10番人気以下は1連対。過去8年は隔年で人気薄が連対し、馬連は140倍、5倍、59倍、5倍、97倍、6倍、50倍、10倍。今年は人気薄が激走して荒れる番か。10番人気以下は[0−1−3−68]で3着以内に4頭が入っている。

過去10年の勝ち馬は全て前走勝っていた。連対馬18頭が前走連対、残る2頭は前走重賞で4、7着。前走重賞勝ち馬と前走芝1600mの1勝クラスを勝った馬が活躍している。前走新馬戦は[1−0−0−3]でリオンディーズ(2人気)が優勝。前走未勝利戦は[1−0−1−11]でグレナディアガーズ(7人気)が優勝、グランレイ(14人気)が3着。阪神に移動後8年では連対馬16頭のうち15頭が前走3番人気以内だった。今年は7頭が該当する。前走4番人気以下だった馬は[0−1−2−50]でほとんど出番がない。

過去10年でノーザンF生産馬は[5−5−3−27]で1、2、2、3、7番人気が勝ち、1、2、2、3、7番人気が2着、1、1、3番人気が3着。コーパスクリスティ、ダノンタッチダウン、ドンデンガエシが該当する。社台F生産馬は[2−1−1−11]で6、7番人気が勝ち、1番人気が2着、11番人気が3着。エンファサイズが該当する。社台馬主はエンファサイズ(社台RH)、コーパスクリスティ(吉田勝己氏)の2頭のみ。この2頭は3番人気以内になりそうにない。今年は社台の馬が少なく、ガチンコ勝負になりそうだ。

ダノンタッチダウンは新馬戦を9番手から最速の33.6秒で差し切って1分36秒4で優勝。デイリー杯2歳Sは8番手から最速の33.1秒で追い込んで0.1秒差の2着。2位を0.9秒上回る強烈な末脚を繰り出したが、位置取りが後ろ過ぎた。セレクトセール2億6400万円の安田隆厩舎のロードカナロア産駒でダノンザキッドの半弟。17年以降、川田騎手は2歳G1で1番人気なら[3−0−0−1]。過去に3回ある2週連続G1制覇なるか。530キロを超える大型馬でズブさがあり、道中の位置取りがカギになる。

ドルチェモアは札幌の新馬戦を前半5F62.8秒で逃げ、3位の35.6秒で上がって1分32秒2(稍重)で3馬身差で圧勝。サウジアラビアRCはグラニットが大逃げし、離れた2番手から最速の33.4秒で差し切って1分33秒4で優勝。札幌で勝ってきた馬が東京の高速決着、速い上がりに対応できた。ルーラーシップ産駒で母は桜花賞馬アユサン。今年の2歳戦12勝で2位の須貝厩舎は阪神JF[3−0−0−2]だが、朝日杯FS[0−1−1−3]でステラヴェローチェが2着、シャドウアプローチが3着。坂井騎手が騎乗する。

デイリー杯2歳S勝ち馬オールパルフェ、東京の新馬戦を大外一気で勝ったレイベリング、京王杯2歳S勝ち馬オオバンブルマイ、同2着馬フロムダスク、サウジアラビアRC2着馬グラニット、新馬、秋明菊賞を連勝したコーパスクリスティ、未勝利、アスター賞を連勝したドンデンガエシ、前走1勝クラス2着のティニアなど。オールパルフェは未勝利、デイリー杯2歳Sを逃げて2連勝。デイリー杯2歳Sは前半5F59.0秒で逃げ、4位の34.2秒で上がって1分33秒2で優勝。今年のマイル重賞で大野騎手は[2−0−1−4]。

レイベリングは新馬戦を中団から最速の33.1秒で差し切って1分35秒4で3馬身半差で圧勝。ドバイブリーズアップセール7000万円のフランケル産駒。鹿戸厩舎は2歳重賞[0−1−4−18]、2歳G1は[0−0−2−5]。デビュー23日目で勝てばリオンディーズ(朝日杯FS)、スティンガー(阪神3歳牝馬S)の29日を破ってデビュー最速でのG1制覇となる。鞍上は横山武騎手。コーパスクリスティは秋明菊賞を5頭立ての最後方から最速の34.0秒で差し切って1分22秒3で2馬身差で圧勝。今年の2歳戦で中内田厩舎は[8−6−3−3]で複勝率85%。先週[4−2−2−9]で4勝したイーガン騎手が持ってくるか。

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