共同通信杯
レース展望
過去１０年で１番人気は［１−３−１−５］で４連対。関東馬は［１−２−０−１］だが、関西馬は［０−１−１−４］で取りこぼしが多い。２番人気は［１−１−３−５］で２連対、３番人気は［４−２−１−３］で６連対。連対馬１６頭が５番人気以内、残る４頭は６、６、６、７番人気。過去５年の馬連は５０倍、３倍、２５倍、８１倍、９倍。人気馬同士の本命を押さえ、人気馬に人気薄を絡めて中穴を狙うのが妙味。
連対馬２０頭のうち１６頭が前走３着以内、１８頭が前走５着以内。前走１勝クラス、ＯＰ特別は前走３着以内が条件。過去６年で前走重賞から連対した４頭は前走５着以内。前走惨敗した馬が巻き返すのは稀。６、７番人気で連対した４頭は芝１８００ｍ〜２０００ｍで勝ち星があった。さらに４頭のうち３頭は前走新馬戦１着、１勝クラス１、２着だった。穴で中距離で勝ち星、前走連対、６番人気前後を満たす馬に注意。
過去１０年でノーザンＦ生産馬は［５−８−６−２１］で２、３、３、４、６番人気が勝ち、１、１、１、２、３、３、５、７番人気が２着、１、２、２、２、３、４番人気が３着。シーズンリッチ、タスティエーラ、ダノンザタイガーが該当する。社台Ｆ生産馬は［０−０−０−８］で３着以内がない。コレペティトール、シュタールヴィントが該当する。
ダノンザタイガーは芝１８００ｍ［１−２−０−０］。新馬戦は出遅れて２着に負けたが、未勝利戦を６番手から最速の３３．９秒で差し切って２馬身差で圧勝。前走東スポ杯２歳Ｓは７番手から２位タイの３４．０秒で上がってクビ差の２着。新馬戦で細身に映った馬体が１２キロ増えてボリュームアップしていた。セレクトセールで２億９７００万円で取り引きされたハーツクライ産駒。６７歳の国枝調教師はまだダービーを勝っていない。今年の芝戦で川田騎手は１番人気なら［１０−４−０−３］。クラシックに名乗りを上げるか。
ファントムシーフは阪神芝１６００ｍの新馬戦、中京芝２０００ｍの野路菊Ｓを好位から最速の３３．９秒、３３．５秒で抜け出して２連勝。前走ホープフルＳは１枠１番から内ラチ沿いの７番手につけ、２位タイの３４．６秒で上がって０．２秒差の４着。４コーナーで前に馬がいて仕掛けが遅れたことが堪えた。ターファイトクラブ２５００万円で募集されたハービンジャー産駒でルピナスリードの半弟。前２走騎乗した福永騎手からルメール騎手に乗り替わる。昨年以降の重賞で西村厩舎は［０−７−３−４１］で２、３着が多い。
朝日杯ＦＳ３着馬レイベリング、東京芝１８００ｍの新馬戦を圧勝したタスティエーラ、阪神芝２０００ｍの新馬戦を逃げて圧勝したタッチウッド、新潟２歳Ｓ２着馬ウインオーディン、百日草特別２着馬ロードプレイヤー、京都２歳Ｓ４着馬シュタールヴィントなど。レイベリングは東京芝１６００ｍの新馬戦を中団から最速の３３．１秒で差し切って３馬身半差で圧勝。前走朝日杯ＦＳは５番手から６位タイの３５．８秒で上がって０．１秒差の３着。外枠スタートから外々を回って伸び切れなかった。横山武騎手からＭデムーロ騎手に乗り替わる。
タスティエーラは新馬戦を２番手から２位の３３．５秒で抜け出して１分４７秒２で３馬身半差で圧勝。キャロットＦで２８００万円で募集されたサトノクラウン産駒。ムーア騎手から福永騎手に乗り替わる。昨年以降の芝重賞で福永騎手は［１−６−４−４６］で勝率１．８％（皐月賞・ジオグリフ）。タッチウッドは新馬戦を前半５Ｆ６３．１秒のスローペースで逃げ、最速の３４．０秒で上がって２分２秒２（稍重）で６馬身差で圧勝。北海道セレクションセールで４６２０万円のドゥラメンテ産駒で半兄にノースブリッジ。ムーア騎手からバシュロ騎手に乗り替わる。
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