京都記念
レース展望
過去10年で1番人気は[2−1−2−5]で3連対。18年までは[0−0−2−4]だったが、19年以降は[2−1−0−1]で堅実。単勝1倍台は[1−0−2−2]で1連対のみ。2番人気は[0−2−3−5]で2連対、3番人気は[2−4−1−3]で6連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が1連対。過去5年の馬連は28倍、15倍、4倍、5倍、373倍。昨年は12−8番人気で大波乱になった。
4歳[3−6−2−20]、5歳[5−0−5−17]、6歳[1−3−1−23]、7歳以上[1−1−2−24]で4歳馬が活躍。阪神で行われた過去2年で連対した4頭は5、6、6、7歳馬。昨年は12、8番人気の7、6歳馬がワンツーを決めた。6番人気以下で連対した6頭のうち5頭が道中1、1、2、2、3番手につけていた。逃げ先行馬が粘って穴をあけている。前走重賞で4〜7着に負けた逃げ先行馬に注意。
過去10年でノーザンF生産馬は[6−2−4−30]で1、1、3、3、6、6番人気が勝ち、3、3番人気が2着、1、1、2、6番人気が3着。エフフォーリア、キラーアビリティ、ドウデュースが該当する。社台F生産馬は[1−5−1−6]で6番人気が勝ち、1、2、2、3、3番人気が2着、3番人気が3着。インプレス、ラストドラフト、キングオブドラゴンが該当する。
ドウデュースは昨年春は弥生賞2着、皐月賞3着、ダービー1着。ダービーは14番手から2位の33.7秒で差し切って2分21秒9のレースレコードで優勝。クビ差の2着イクイノックスは天皇賞(秋)、有馬記念を制した。秋はニエル賞が0.6秒差の4着、凱旋門賞が8.7秒の19着に終わった。凱旋門賞に遠征したタイトルホルダー、ディープボンドは有馬記念で9、8着に終わった。攻め駆けするタイプで調教では動いているが、どこまで仕上がってくるか。過去10年でダービー馬は[0−0−4−1]で3着が多い。
エフフォーリアは21年まで[6−1−0−0]で皐月賞、天皇賞(秋)、有馬記念を勝ったが、昨年は大阪杯が0.7秒差の9着、宝塚記念が0.9秒差の6着、有馬記念が0.8秒の5着に終わった。500キロを超える大型馬はスジ力が衰えると急に走らなくなり、ダートで無敵だったクリソベリルはチャンピオンズC4着、日本TV盃6着の後引退に追い込まれた。エピファネイア産駒は3歳馬がG1を6勝しているが、4、5歳馬はG1で[0−0−2−16]。結果が出ていない阪神で58キロを背負って巻き返せるか。
中日新聞杯勝ち馬キラーアビリティ、同2着馬マテンロウレオ、日経新春杯2着馬キングオブドラゴン、同3着馬プラダリア、有馬記念6着馬ウインマイティー、昨年の福島記念勝ち馬ユニコーンライオン、条件戦を2連勝中したインプレス、昨年の京都記念勝ち馬アフリカンゴールドなど。キラーアビリティはホープフルSを勝った後13、6、8着に終わったが、中日新聞杯を後方から3位の34.0秒で差し切って1分59秒4で優勝。クロス鼻革の効果で折り合って巻き返した。社台のディープインパクト産駒。ムルザバエフ騎手が騎乗する。
マテンロウレオは中日新聞杯でキラーアビリティにクビ差の2着。前走中山金杯は中団から3位タイの35.2秒で上がって0.1秒差の5着。阪神では2戦2勝。横山典騎手はアンドロメダSを勝ったときのように好位づけか。プラダリアは日経新春杯で最速の34.8秒で上がって0.1秒差の3着に入り復調気配。今週から復帰する池添騎手が騎乗する。前に行った馬が粘って穴をあけることが多いレース。ユニコーンライオン(坂井騎手)、キングオブドラゴン(岩田望騎手)、アフリカンゴールド(国分恭騎手)の粘り込みがあるのかどうか。
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