マーチS
レース展望

過去10年で1番人気は[1−1−2−6]で2連対。単勝3倍以上は[0−0−2−3]で連対がない。2番人気は[3−3−1−3]で6連対、3番人気は[1−0−3−6]で1連対。6〜9番人気が7連対、10番人気以下が3連対。過去6年の馬連は107倍、25倍、249倍、13倍、83倍、119倍で万馬券が3回。ハンデ戦で波乱傾向が強い。過去10年で6番人気以下の5頭が優勝。人気薄が勝つことが多い。

459キロ以下は[0−0−0−3]。460〜479キロは[1−1−2−22]で2連対。480〜499キロは4連対、500キロ以上が14連対と多い。中山はタフな馬場でパワーが問われる。500キロ以上のパワータイプに注目。過去10年で3番人気以内の決着は1回のみ。本命狙いは妙味がない。6番人気以下で連対した8頭のうち6頭が6、7歳の高齢馬だった。穴で関東所属騎手が騎乗した6、7歳馬に注意。

ハピはダート[3−1−2−2]で4着以内を確保。ダ1800mは[3−0−2−1]で重賞ではレパードS3着、みやこS4着、チャンピオンズC3着。前走チャンピオンズCは2枠3番から内ラチ沿いの3、4番手につけ、2位タイの36.7秒で上がって0.2秒差の3着。4着テーオーケインズにクビ差先着した。まだ重賞を勝っていないが、56キロまでしか背負ったことがない4歳馬が58.5キロを背負う。大久保龍厩舎は3月以降のダート戦で1、2番人気なら[3−0−0−2]。横山典騎手がハンデを克服させて持ってくるか。

ウィリアムバローズはダート[5−3−0−1]でみやこS14着を除き連対を確保。中山ダ1800mは[3−2−0−0]で卯月Sを1分51秒6で3馬身半差で圧勝し、ラジオ日本賞で1分50秒4(不良)、ボルックスSで1分51秒9で走って2着に入った。前走ボルックスSは逃げてクビ差の2着に負けたが、勝ったニューモニュメントは川崎記念で3着に入った。ハンデは前走より0.5キロ軽い57.5キロ。ダートで横山武騎手では[2−1−0−1]。先週のスプリングSは横山兄弟決着になったが、今週は横山親子決着か。

東海S3着馬ハヤブサナンデクン、昨年のみやこS勝ち馬サンライズホープ、総武S勝ち馬ホウオウルバン、同2着馬ヴァルツァーシャル、昨年のマーチS2着馬ケンシンコウ、佐賀記念3着馬カフジオクタゴン、3連勝中のロードヴァレンチなど伏兵は数多い。ハヤブサナンデクンはダ1800m[3−3−5−3]で前走東海Sは2番手から6位の37.0秒で上がって0.7秒差の3着。左回りの方が得意だが、2走前には阪神のベテルギウスSで0.1秒差の3着がある。テン乗りの津村騎手が詰めの甘さをどうカバーするか。

サンライズホープは昨年のみやこSを後方から捲って1分51秒6で優勝。脚質転換に成功し、チャンピオンズCは0.7秒差の6着、東京大賞典は1.0秒差の4着。トップハンデ59キロ、初の中山で幸騎手がどう乗るか。ホウオウルバンは中山ダ1800m[5−0−1−4]で前走総武Sを1分53秒6で優勝。ハンデは57キロ。大型馬に強い内田騎手が先行して粘らせるか。ヴァルツァーシャルは前走総武Sで0.1秒差の2着。ダートで走る馬が多い高木厩舎のマクフィ産駒。三浦騎手からテン乗りの菅原騎手に乗り替わる。

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