大阪杯
レース展望
G1昇格後の過去6年で1番人気は[2−0−2−2]で2連対。過去4年は4歳馬が6、3、3、9着。過去2年は単勝1.8倍のコントレイルが3着、単勝1.5倍のエフフォーリアが9着に終わった。2番人気は[1−1−1−3]で2連対、3番人気は[0−1−0−5]で1連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下は[0−0−0−31]。過去6年の馬連は23倍、29倍、36倍、11倍、190倍、109倍で荒れている。3番人気以内の決着はない。人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。
連対馬12頭のうち8頭に芝中距離重賞勝ち、4頭に同2着があった。芝中距離重賞で連対がない馬は危険。良馬場で行われた5年の連対馬10頭のうち9頭にはG1連対があった。G1実績が問われる。年齢別では4歳[2−2−5−19]、5歳[4−3−1−23]、6歳[0−1−0−15]、7歳以上[0−0−0−10]。1、2番人気では4歳馬[1−0−3−4]、5歳馬[2−1−0−1]で5歳馬は堅実。6歳馬は7番人気の1連対のみ。7歳以上は3着以内がない。6歳以上の高齢馬は不振が続いている。
スターズオンアースは[3−3−2−0]で3着以内を制覇。昨年は桜花賞、オークスを制し、秋華賞で3着に入った。秋華賞は少し出遅れた後に内と外から寄られて後方3番手を進み、直線で馬群に突っ込んで最速の33.5秒で上がって0.1秒差の3着。厳しい位置から3着に追い上げて2冠制覇がダテではないことを示した。今回は長期休み明け、初の古馬牡馬相手、初めて56キロを背負う。過去6年で牝馬は[2−2−0−5]、4番人気以内なら[2−2−0−2]でラッキーライラック、レイパパレが勝っている。過去4年は1番人気の4歳馬が6、3、3、9着に終わっている。同コースの秋華賞の走りからスムーズならという期待はある。
ジャックドールは芝2000m[7−2−0−4]で昨年5連勝で金鯱賞を逃げて1分57秒2のレコードでレイパパレに2馬身半差をつけて圧勝した。昨年の大阪杯は前半5F58.8秒で逃げ、直線であっさり捕まって0.5秒差の5着。スタート後にプレッシャーをかけられて2F目がこれまで経験のない10.3秒、終始アフリカンゴールドに絡まれて流れが速くなったことも堪えた。レース後に右後肢の落鉄が判明した。札幌記念は先行抜け出しでパンサラッサにクビ差で優勝。天皇賞(秋)は4番手から伸び切れず0.3秒差の4着、前走香港カップは1.1秒差の7着。武豊騎手がスタート後に睨みをきかせてマイペースに持ち込んで粘り込むか。
日経新春杯勝ち馬ヴェルトライゼンデ、中山記念勝ち馬ヒシイグアス、エリザベス女王杯勝ち馬ジェラルディーナ、AJCC勝ち馬ノースブリッジ、中日新聞杯勝ち馬キラーアビリティ、香港カップ2着馬ダノンザキッド、小倉記念勝ち馬マリアエレーナ、京都記念2着馬マテンロウレオ、中山記念2着馬ラーグルフ、昨年の大阪杯勝ち馬ポタジェなど伏兵は多士済々。ヴェルトライゼンデはジャパンCで0.1秒差の3着に入り、日経新春杯を5番手から2位タイの35.0秒で差し切って優勝。芝2000mは[1−1−0−1]、良馬場では[1−1−0−0]で鳴尾記念1着、ホープフルS2着。過去6年の大阪杯で川田騎手は[1−3−1−1]。
ヒシイグアスは前走中山記念を10番手から最速の34.6秒で差し切って1分47秒1で制し2連覇を達成した。昨年の大阪杯は7番手から外を回って4位タイの35.3秒で上がり0.3秒差の4着。クイーンエリザベス2世Cに外国馬が出走不可になり急遽の参戦だった。G1は[0−2−0−2]で香港カップと宝塚記念で2着がある。昨年のG1で松山騎手は[0−1−1−14]。ジェラルディーナはオールカマー、エリザベス女王杯を連勝し、有馬記念で0.7秒差の3着に入った。芝2000mは[0−1−1−1]で鳴尾記念2着、小倉記念3着がある。今年33勝でリーディング4位の岩田望騎手はG1[0−1−0−31]で1連対のみ。
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