阪神牝馬S
レース展望

過去7年で1番人気は[2−2−1−2]で4連対。ディープインパクト産駒は[2−1−0−1]だが、それ以外は[0−1−1−1]で未勝利。。2番人気は[2−1−1−3]で3連対、3番人気は[0−1−0−6]で1連対。連対馬14頭のうち10頭が4番人気以内、残る4頭は6、9、11、12番人気。過去7年の馬連は3倍、8倍、166倍、267倍、21倍、6倍、120倍。18、19年は11、12番人気、昨年は9番人気が連対して万馬券が飛び出した。人気馬に人気薄を絡めて万馬券を狙うのが妙味。

前走勝ち馬は[4−3−2−11]で前走重賞を勝った馬が3勝。前走2〜4着は[0−1−3−13]で1連対のみ。近年は前走中山牝馬S14着、有馬記念15着、愛知杯11着など、前走重賞で惨敗した馬の巻き返しが多い。関東馬は[0−1−0−7]、関西馬は[7−6−7−67]。5番人気以内の関東馬は[0−1−0−3]。ノーザンF、社台F生産の関西馬に注目したい。10番人気以下で3着以内に入った3頭は道中2、2、3番手につけていた。馬番は10、10、14番枠。大穴で10番枠より外に入った先行馬に注意。

過去7年でノーザンF生産馬は[1−4−2−17]で1番人気が勝ち、1、1、3、11番人気が2着、1、8番人気が3着。アンドヴァラナウト、サブライムアンセム、ディヴィーナ、フラーズダルム、ママコチャが該当する。社台F生産馬は[2−2−1−15]で1、2番人気が勝ち、2、12番人気が2着、2番人気が3着。コスタボニータ、テンハッピーローズが該当する。人気薄も激走している。社台馬主の馬はアンドヴァラナウト、サブライムアンセム(サンデーR)、フラーズダルム(吉田勝己氏)の3頭が出走する。

ルージュスティリアは昨年のチューリップ賞で出遅れて6着に終わったが、芝1600mの条件戦を3連勝でOP入り。2走前は阪神の2勝Cを3番手から3位の33.5秒で抜け出して1分32秒6でダノンティンパニーにハナ差で勝っている。前走長篠Sは2番手から最速の34.2秒で抜け出して1分33秒5で2馬身半差で圧勝。東京ホースレーシングで5600万円で募集された藤原英厩舎のディープインパクト産駒。勝って4連勝でヴィクトリアマイルに王手をかけるか。過去7年の阪神牝馬Sで川田騎手は[2−0−2−2]。

イズジョーノキセキは昨年の府中牝馬Sを10番手の内から最速の33.3秒でソダシを差し切って1分44秒5で優勝。重馬場のエリザベス女王杯は後方のまま見せ場なく10着に終わったが、前走有馬記念は7番手から4位の36.1秒で上がって0.8秒差の4着。3着ジェラルディーナとは0.1秒差だった。阪神は[3−4−2−6]で8戦が上がり最速。阪神芝1600mは[1−0−0−2]で19年の未勝利戦を1分33秒8で勝っている。岩田康騎手では[3−3−1−5]で阪神では[2−3−1−1]で複勝率85.7%。

昨年のチューリップ賞2着馬ピンハイ、ターコイズS&京都牝馬S2着馬ウインシャーロット、昨年の阪神牝馬S2着馬アンドヴァラナウト、前走ターコイズS5着のママコチャ、昨年の紫苑S2着馬サウンドビバーチェ、前走洛陽S4着のフラーズダルム、前走京都牝馬S10着のディヴィーナなど。ピンハイは昨年のチューリップ賞でナミュールに0.2秒差の2着。昨秋の西宮Sは7番手から最速の33.0秒で差し切って1分44秒3で優勝。前走東京新聞杯は1分32秒3で走って0.5秒差の8着。高速化してきた馬場がどう出るか。

ウインシャーロットは21年4月以降[5−6−0−0]で連対を確保。ターコイズSは2番手から12位の34.8秒で上がってクビ差の2着。前走京都牝馬Sは前半3F35.1秒で逃げ、6位タイの33.9秒で上がってハナ差の2着。芝1600mは[2−6−2−0]。関東馬不振のデータを覆すか。アンドヴァラナウトは芝1600m[1−3−0−1]。前2走は17、9着に終わったが、距離短縮でどこまで変わるか。ママコチャは1番人気に支持された前走ターコイズSで好位から伸び切れず0.2秒差の5着。新潟の豊栄特別を1分31秒7の好タイムで3馬身半差で圧勝している。ソダシの全妹がヴィクトリアマイルの前に覚醒するか。

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