皐月賞
レース展望

過去10年で1番人気は[3−1−2−4]で4連対。前走良馬場で4コーナー4番手以内につけて勝った牡馬は[3−1−1−0]で堅実。2番人気は[2−2−0−6]で4連対、3番人気は[1−3−2−4]で4連対。連対馬15頭が4番人気以内、残る5頭は7、8、8、9、9番人気。10番人気以下は[0−0−1−82]。過去5年の馬連は87倍、128倍、9倍、6倍、43倍で堅いか波乱両極端。

連対馬20頭のうち18頭が前走連対していた。前走重賞を勝った馬が活躍している。勝ち馬10頭のうち7頭が前走重賞1着、3頭が前走重賞2着。前走3着馬は[0−0−2−21]で連対なく不振。6番人気以下で連対した5頭は前走弥生賞1、4着、共同通信杯1着、毎日杯1着、スプリングS2着。前走重賞好走がフロック視された馬が穴をあけている。前走重賞で好走し、8番人気前後になった馬に注意。

過去10年でノーザンF生産馬は[5−7−5−53]で1、2、3、5、9番人気が勝ち、1、2、2、3、3、3、4番人気が2着、1、1、3、6、12番人気が3着。ショウナンバシット、タスティエーラ、ダノンタッチダウン、フリームファクシ、ラスハンメルが該当する。社台F生産馬は[1−0−0−12]で1番人気が1着。シャザーン、ソールオリエンス、ベラジオオペラ、ワンダイレクトが該当する。社台馬主の馬はソールオリエンス(社台RH)、タスティエーラ、ラスハンメル(キャロットF)、タッチウッド(吉田和美氏)。

ファントムシーフは[3−0−0−1]でホープフルSは1枠1番から内ラチ沿いの7番手につけ、2位タイの34.6秒で上がって0.2秒差の4着。4コーナーで前に馬がいて動けず、仕掛けが遅れたことが堪えた。共同通信杯は2番手から6位の34.0秒で抜け出して1分47秒0で優勝。過去10年で共同通信杯勝ち馬は[3−0−1−4]。過去10年でルメール騎手は[1−1−1−5]でサートゥルナーリアで勝ち、イクイノックスで2着。西村厩舎はG1[1−1−0−25]で高松宮記念をファストフォース(12人気)で制した。

ソールオリエンスは新馬、京成杯を2連勝。前走京成杯は5番手の外から最速の34.5秒で差し切って2分2秒2で2馬身半差で圧勝。4コーナーで外に大きく膨れて他馬の進路を妨害したが、そこから強烈な末脚で繰り出した。過去10年で京成杯勝ち馬は[0−0−1−4]だが、4番人気以内に支持された馬はいない。キタサンブラック産駒でヴァンドギャルドの半弟。過去10年で横山武騎手は[1−0−0−1]でエフフォーリアで勝っている。過去10年で手塚厩舎は[0−0−0−3]。道悪で1枠1番から横山武騎手がどう乗るか。

きさらぎ賞勝ち馬フリームファクシ、弥生賞勝ち馬タスティエーラ、同2着馬トップナイフ、スプリングS勝ち馬ベラジオオペラ、同2着馬ホウオウビスケッツ、共同通信杯2着馬タッチウッド、朝日杯FS2着馬ダノンタッチダウン、すみれS勝ち馬シャザーン、若葉S勝ち馬ショウナンバシット、若駒S勝ち馬マイネルラウレアなど伏兵は多士済々。今年は前哨戦で好走した馬が揃って例年以上の混戦メンバー。中山は土曜が大雨、日曜が曇り一時雨。渋った馬場でのレースになる可能性が高まっている。道悪適性がある馬に注意したい。

フリームファクシは芝2000m[3−1−0−0]で現在3連勝中。新馬戦で負けたミッキーカプチーノ(春全休)はいない。ルーラーシップ産駒でディアドラの半弟。4戦とも騎乗した川田騎手からレーン騎手に乗り替わる。タスティエーラは[2−0−0−1]で前走弥生賞を3番手から4位タイの34.7秒で抜け出して2分00秒4で優勝。堀厩舎のサトノクラウン産駒。過去10年で松山騎手は[1−0−0−2]でアルアインで勝っている。トップナイフは前3走京都2歳S、ホープフルS、弥生賞で2着。横山典騎手の秘策に注意(笑)

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