マイラーズC
レース展望

過去10年で1番人気は[2−3−2−3]で5連対。単勝1倍台は[2−0−0−0]、2倍台は[0−1−2−3]、3倍以上は[0−2−0−0]。単勝2倍以上は未勝利。2番人気は[2−1−2−5]、3番人気は[2−1−1−6]で各3連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下は[0−0−2−61]。過去5年の馬連は12倍、10倍、28倍、15倍、23倍で20倍台までに収まっている。

連対馬15頭が前走5着以内。以前は惨敗馬の巻き返しが多かったが、過去6年の連対馬12頭のうち10頭が前走5着以内。前走12着から連対した2頭は2番手につけていた。差し馬は巻き返していない。6番人気以下で連対した4頭のうち3頭は前走芝1600mのOP特別1、2着、3勝クラス1着だった。3頭は前走3番人気以内に支持されていた。穴で前走芝1600mを人気で連対し、6〜9番人気になった馬に注意。

過去10年でノーザンF生産馬は[5−2−1−25]で1、2、3、3、5番人気が勝ち、1、3番人気が2着、7番人気が3着。グラティアス、ジャスティンスカイが該当する。社台F生産馬は[0−2−5−15]で1、1番人気が2着、1、1、2、2、4番人気が3着。エアロロノアが該当する。社台白老F生産馬は[1−0−0−7]で2番人気が1着。グランデマーレが該当する。社台系生産の人気馬が活躍している。

シュネルマイスターは国内マイルG1[1−2−1−1]の実力馬。昨秋はスプリンターズS9着、マイルCS5着、香港マイル9着に終わった。前走中山記念は7番手から最内を突いて3位の34.9秒で上がり0.2秒差の4着。直線で他馬と接触して狭くなるロスがあった。前走は休み明けで馬体14キロ増えていたが、ひと叩きと京都への輸送でどこまで絞れてくるか。他馬より1キロ重い58キロ。ルメール騎手が騎乗する。

ソウルラッシュは昨年のマイラーズCを13番手から最速の34.1秒で大外から差し切って1分33秒3(稍重)で優勝。条件戦から4連勝で重賞初制覇を飾った。その後は安田記念13着、富士S2着、マイルCS4着。前走マイルCSは9番手から6位の33.7秒で上がって0.3秒差の4着。直線でソダシの外から伸びてきたが、最後にフラフラしてソダシすら交わせなかった。斤量は58キロ。3戦連続で松山騎手が騎乗する。

3連勝で洛陽Sを勝ったジャスティンスカイ、昨年のセントライト記念勝ち馬ガイアフォース、京都金杯2着馬エアロロノア、睦月S勝ち馬キングエルメス、同2着馬グラティアス、前走ダービー卿CT4着のマテンロウオリオン、前走六甲Sを勝ったサヴァなど。ジャスティンスカイは芝1600mの鷹巣山特別を1分32秒6、秋色Sを1分32秒0、洛陽Sを1分33秒1で3連勝。セレクトセール9720万円のキタサンブラック産駒。4連勝で重賞初制覇なるか。テン乗りの川田騎手が騎乗する。

ガイアフォースはセントライト記念を6番手から最速の34.7秒で差し切って2分11秒8で優勝。2着アスクビクターモアは菊花賞を制した。菊花賞8着、AJCC5着に負けたことでマイルに舵を切ってきた。セレクトセール3240万円のキタサンブラック産駒。テン乗りの西村騎手が騎乗する。エアロロノアは京都金杯で内ラチ沿いの8番手から7位タイの34.7秒で上がって0.1秒差の2着。前走東京新聞杯は後方から2位の33.6秒で上がって0.2秒差の5着。G1でもG3でも善戦が続いている。

[Home]