天皇賞(春)
レース展望
過去10年で1番人気は[3−3−0−4]で6連対。単勝1倍台は[0−0−0−2]で不振。過去6年は[3−3−0−0]で堅実。2番人気は[5−0−1−4]で5連対、3番人気は[1−2−1−6]で3連対。6〜9番人気、10番人気以下は各2連対。過去5年の馬連は10倍、17倍、57倍、9倍、5倍。20年に11番人気のスティッフェリオが2着に入って荒れたが、それを除くと10倍台までに収まっている。
連対馬20頭のうち16頭が前走3着以内。前走G1、G2好走馬が活躍している。残る4頭は前走G1で4、13着、G2で5、6着から巻き返した。前走G3は[0−1−1−20]で1連対のみ。連対馬20頭のうち15頭に芝3000m以上のG1で3着以内があった。天皇賞(春)、菊花賞で3着以内がある馬を重視したい。過去8年は菊花賞馬が7勝、菊花賞2着馬が1勝。菊花賞で連対した馬が活躍している。
過去10年でノーザンF生産馬は[4−5−5−48]で1、1、2、3番人気が勝ち、1、3、4、7、13番人気が2着、2、3、4、8、10番人気が3着。アイアンバローズ、ジャスティンパレス、ディアスティマが該当する。社台F生産馬は[0−2−1−9]で3、11番人気が2着、4番人気が3着。アスクビクターモア、シルヴァーソニック、トーセンカンビーナ、ボルドグフーシュが該当する。社台馬主はシルヴァーソニック、ボルドグフーシュ(社台RH)、ディアスティマ(サンデーR)。
タイトルホルダーは21年の菊花賞を逃げて3分4秒6で5馬身差で圧勝。昨年の天皇賞(春)は逃げて3分16秒2で7馬身差で圧勝。宝塚記念はハイペースで2番手から押し切って2分9秒7のレコードで2馬身差で圧勝。今年は日経賞を逃げて2分36秒8(不良)で8馬身差で圧勝。レーティングは菊花賞が118、天皇賞(春)が121、宝塚記念と日経賞が124。長距離実績、レーティングとも抜けているが、死角があるとすれば何なのか。タイトルホルダーが勝った菊花賞、天皇賞(春)は阪神だったが、今年は京都で行われる。
アスクビクターモアは昨年のダービーを2分22秒2で走って0.3秒差の3着。菊花賞は2番手から4位の36.9秒で上がって3分2秒4のレコードで優勝。2着ボルドグフーシュとはハナ差だった。前走日経賞は出遅れて9番手を進んだが、直線で全く伸びずに2.6秒差の9着。休み明けで馬体が8キロ増えて余裕残しの仕上げだったが、直線で全く伸びなかったのは気になるところ。過去10年で前年の菊花賞を制した4歳馬は[3−0−1−1](全馬1、2番人気)。田辺騎手からテン乗りの横山武騎手に乗り替わる。
昨年の菊花賞2着馬ボルドグフーシュ、昨年の菊花賞3着馬ジャスティンパレス、ステイヤーズSとレッドシーターフHCを連勝したシルヴァーソニック、天皇賞(春)で2年連続2着のディープボンド、阪神大賞典3着のブレークアップ、日経賞3着のディアスティマなど。ボルドグフーシュは前3走菊花賞2着、有馬記念2着、阪神大賞典2着。菊花賞、有馬記念は後方から捲っていい脚を長く使っている。前走阪神大賞典はスローペースで後半5Fが57.9秒だった。叩き2戦目、川田騎手2戦目でG1初制覇なるか。
ジャスティンパレスは菊花賞で0.1秒差の3着に負けたが、勝負どころでごちゃついて追い出しを待たされるロスがあった。前走阪神大賞典は3番手から最速の34.2秒で抜け出して3分6秒1で優勝。ルメール騎手では3戦3勝。セレクトセール2億900万円のディープインパクト産駒。シルヴァーソニックは芝3000m以上[2−0−4−1]。昨年の天皇賞(春)はスタートで落馬したが、最後まで内からタイトルホルダーを交わそうとしていた。オルフェーヴル産駒。3戦連続でレーン騎手が騎乗する。
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