新潟大賞典
レース回顧
カラテは1枠2番スタートから5番手の内を進み、メンバー最速の36.0秒で上がってレースを制した。勝ちタイムは2分3秒8(不良馬場)。セイウンハーデスが逃げて前半5F61.6秒。中盤に13.1−13.1秒とラップが緩んだが、不良馬場で上がりの掛かる消耗戦になった。カラテはトップハンデ59キロを背負い、正攻法のレースで重賞3勝目を挙げた。昨年の新潟記念をトップハンデ57.5キロで勝った馬。休み明け、トップハンデ59キロ、不良馬場と条件は厳しかったが、G3では能力が上なのだろう。不良馬場の芝2000mを勝ったため、次走は馬場が渋ることが多い宝塚記念を使ってきそうだ。
セイウンハーデスは前半5F61.6秒で逃げ、メンバー2位の36.6秒で上がって0.1秒差の2着。3着に8馬身差をつけた。ブリンカーをつけたことで行きっぷりが良くなり、不良馬場でもスイスイ進んでいたが、最後にカラテに捻じ伏せられた。シルバーステート産駒は道悪で好走する馬が多い。サマー2000シリーズで活躍しそうな馬。橋口厩舎は今年14勝でリーディング9位。芝重賞初制覇が近づいている。
イクスプロージョンは10番手からメンバー3位の36.8秒で上がって1.4秒差の3着。昨年の関越Sを1分44秒8で勝った馬が12番人気で激走した。これで左回りの芝2000mは[2−0−1−2]。3走前の中日新聞杯は7着だったが、勝ち馬とは0.2秒差だった。激走の下地はあったか。
ヤマニンサルバムは9番手につけ、メンバー10位の38.2秒で上がって2.5秒差の7着。道悪はこなしていたが、馬場が悪くなり過ぎた。馬場が渋って外が有利になると思われたが、悪化し過ぎて内も外も差がなくなったことも堪えた。芝1800m以下は[2−2−2−0]。距離を短くしてくるかもしれない。
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