目黒記念
レース展望
過去10年で1番人気は[1−2−2−5]で3連対。単勝2倍台は[0−1−0−2]、3倍台は[0−1−1−2]、4倍以上は[1−0−1−1]。単勝オッズが低く堅そうな馬ほど不振に終わる傾向がある。2番人気は[1−2−0−7]で3連対、3番人気は[2−0−1−7]で2連対。6〜9番人気が6連対、10番人気以下が3連対。過去5年の馬連は192倍、44倍、46倍、29倍、27倍で荒れている。14年は8−12番人気、15年は11−4番人気、18年は9−10番人気で大波乱。穴で10番人気以下に注意。
トップハンデは[2−0−2−11]で2、8番人気が優勝。5番人気以内は[1−0−0−3]で1番人気のブラストワンピースが8着に終わった。昨年は2番人気のボッケリーニが勝ったが、トップハンデが連対するのは稀。今年のトップハンデは58キロのアリストテレス、バーデンヴァイラー、ヒートオンビート、ユーキャンスマイル。6番人気以下で連対した9頭のうち8頭が前走OP以上で負けていた。そのうち5頭が前走と斤量が同じだった。ハンデキャッパーに評価され、前走4着以下に負けても斤量が減らなかった馬に注意。
過去10年でノーザンF生産馬は[4−4−4−44]で2、3、4、8番人気が勝ち、1、1、5、6番人気が2着、1、3、13、15番人気が3着。6番人気以下で3着以内に入った4頭は5、6、7、7歳馬で3頭が6歳以上の高齢馬だった。アリストテレス、カントル、サリエラ、セファーラジエル、ディアスティマ、バーデンヴァイラー、ユーキャンスマイルが該当する。社台F生産馬は[0−3−1−15]で2、2、4番人気が2着、7番人気が3着。アーティット、ゼッフィーロ、ヒートオンビート、ラストドラフトが該当する。
サリエラは[3−1−0−0]で東京では[3−0−0−0]で前走白富士Sを5番手から最速タイの33.7秒で差し切って1分58秒5で優勝。重賞では昨年のローズSで9番手から最速の33.7秒で上がってアートハウスに0.1秒差の2着がある。シルクHCで7000万円で募集された国枝厩舎のディープインパクト産駒でサラキア、サリオスの全妹。ハンデは前走より1.5キロ増の55.5キロ。420キロ台の小柄な牝馬だけに斤量増がどう出るか。過去10年でルメール騎手は[1−0−0−6]でフェイムゲームで勝っている。
ライラックは昨年フェアリーSでスターズオンアースに勝ち、紫苑Sでスタニングローズに0.1秒差の3着。エリザベス女王杯は後方2番手から2位の35.5秒で追い込んで0.3秒差の2着同着。桜花賞16着、オークス11着、秋華賞10着に終わった馬が12番人気で激走した。前走日経賞は最後方から2位の36、9秒で追い込んで1.5秒差の4着。逃げたタイトルホルダーが8馬身差で圧勝するレースで最後方から大外捲りでは厳しかった。ハンデは前2走より2キロ重い56キロ。過去10年でMデムーロ騎手は[0−2−1−4]。
日経新春杯&京都記念3着馬プラダリア、昨年の目黒記念2着馬ヒートオンビート、日経賞3着馬ディアスティマ、大阪−ハンブルクC勝ち馬アーティット、メトロポリタンS2着馬カントル、同3着馬ゼッフィーロ、同4着馬セファーラジエル、同6着馬バラジなど伏兵は数多い。プラダリアは昨年の青葉賞を2分24秒2で勝ち、日本ダービーで2分22秒8で走って0.9秒差の5着に入った。今年は日経新春杯で0.1秒差の3着、京都記念で0.6秒差の3着に入って地力強化を示した。今年の重賞で池添騎手は[0−0−1−14]。
ヒートオンビートは21年の目黒記念で5番手から最速の32.4秒で上がって0.3秒差の2着。昨年のAR共和国杯は6番手から7位タイの34.1秒で上がって0.2秒差の3着。芝2500mのG2は[0−1−2−1]。過去10年でレーン騎手は[1−1−0−0]でルックトゥワイスで勝ち、アイスバブルで2着。58キロがどう出るか。ゼッフィーロは[4−3−2−0]で前走メトロポリタンSで最速の33.6秒で追い込んで頭+ハナ差の3着。池江厩舎はボッケリーニが回避し、ゼッフィーロに川田騎手を確保している。
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