安田記念
レース展望

過去10年で1番人気は[3−3−2−2]で6連対。前走G1は[2−3−2−0]だが、前走G2、G3は[1−0−0−2]。単勝1倍台は[1−3−1−0]で堅実。過去6年は[0−3−2−2]で未勝利。2番人気は[0−1−1−8]で1連対、3番人気は[1−3−1−5]で4連対。6〜9番人気は5連対、10番人気以下は1連対。過去5年の馬連は73倍、56倍、6倍、29倍、17倍で中穴決着が多い。

関東馬は[5−7−4−40]、関西馬は[5−3−6−83]でほぼ互角の成績。10番人気以下では関西馬は[0−1−3−37]だが、関東馬は[0−0−0−24]。大穴で前走G2で負けた関西馬、特に関東騎手が騎乗した馬に注意。牡馬は[8−6−9−119]、牝馬は[2−4−1−11]。18年以降は牡馬4連対、牝馬6連対で牝馬が毎年連対している。5番人気以内の牝馬は[2−4−1−1]で堅実。

過去10年でノーザンF生産馬は[4−5−3−34]で3、4、4、7番人気が勝ち、1、1、3、5、16番人気が2着、1、1、2番人気が3着。ソダシ、ソングライン、ナミュール、メイケイエール、レッドモンレーヴが該当する。社台F生産馬は[1−1−2−20]で8番人気が勝ち、8番人気が2着、3、6番人気が3着。シャンパンカラーが該当する。追分F生産馬は[0−0−0−7]。イルーシヴパンサー、ガイアフォース、セリフォスが該当する。社台馬主はサンデーRがシュネルマイスター、ソングライン、キャロットFがナミュール、G1レーシングがセリフォス。

ソングラインは東京芝1600m[4−1−0−1]でG1は[2−1−0−1]でNHKマイルC2着、安田記念1着、ヴィクトリアマイル1着。昨年の安田記念は10番手から4位タイの32.9秒で差し切って1分32秒3で優勝。前走ヴィクトリアマイルは中団の内から2位の33.2秒で差し切って1分32秒2で優勝。中盤にラップが落ちて上がり勝負になり、内をロスなく回ってある程度前につけた馬が有利になった。戸崎騎手は外に出すつもりで騎乗していたが、外に出せなかったことが逆に嵌まった。昨年とサウジ、ヴィクトリアマイルというのは同じ。過去10年で戸崎騎手は[0−2−0−7]。

セリフォスは芝1600m[5−1−0−2]で重賞4勝。昨年のNHKマイルCは好位から伸び切れず0.3秒差の4着。安田記念は最速の33.2秒で追い込んで0.1秒差の4着。富士Sは最速の33.2秒で差し切って1分32秒0で優勝。マイルCSは14番手から最速の33.0秒で大外から豪快に差し切って1分32秒5で優勝。テン乗りのレーン騎手でG1初制覇を飾った。前走ドバイターフは直線で伸び切れず5着。中内田厩舎はG1で2、3歳馬は[7−4−4−31]だが、4歳以上は[0−2−0−12]で未勝利。テン乗りでダービーを勝ったレーン騎手にはこれくらい関係ないか。

シュネルマイスターは芝1600m[3−2−1−2]で国内G1では[1−2−1−1]でNHKマイルC1着、安田記念2、3着、マイルCS2着がある。昨年の安田記念は13番から4位タイの32.9秒で狭い馬群を捌いてクビ差の2着。昨年のマイルCSは9番手から3位タイの33.5秒で上がって0.3秒差の5着。本調子ではなかったか。前走マイラーズCは後方から最速の32.9秒で差し切って1分31秒5で優勝。久々にシュネルマイスターらしい末脚で復活Vを飾った。過去10年でルメール騎手は[1−3−1−2]。過去10年でマイラーズC3着以内は[0−0−2−19]。

ソダシは芝1600m[4−1−1−0]で阪神JF1着、桜花賞1着、ヴィクトリアマイル1、2着、マイルCS3着がある。昨年のヴィクトリアマイルは4番手から6位タイの33.4秒で抜け出して1分32秒2で優勝。5着ソングラインは安田記念を制した。マイルCSは4番手から7位タイの33.8秒で上がって0.3秒差の3着。直線で他馬と接触する不利があった。前走ヴィクトリアマイルは大外16番枠から2番手につけ、8位の33.6秒で上がって頭差の2着。スタート後に内に斜行して過怠金5万円が課せられたが、レーン騎手が粘らせた。過去10年で川田騎手は[3−0−0−6]。

大阪杯勝ち馬ジャックドール、NHKマイルC勝ち馬シャンパンカラー、マイラーズC2着馬ガイアフォース、同3着馬ソウルラッシュ、東京新聞杯勝ち馬ウインカーネリアン、同2着馬ナミュール、京王杯SC勝ち馬レッドモンレーヴ、京都金杯勝ち馬イルーシヴパンサー、昨年のNHKマイルC勝ち馬ダノンスコーピオンなど伏兵は多士済々。ジャックドールは芝2000m[8−2−0−4]で金鯱賞、札幌記念、大阪杯を優勝。前走大阪杯は前半5F58.9秒で逃げて1分57秒4で優勝。1600m通過は1分33秒5。安田記念をオグリキャップ、ハートレイク、ウオッカで勝った武豊騎手がで持ってくるか。

安田記念はG1実績馬が揃うが、14年は16番人気のグランプリボスが2着、16年は8番人気のロゴタイプが1着、17年は7番人気のサトノアラジンが1着、18年は9番人気のモズアスコットが1着、21年は8番人気のダノンキングリーが1着など人気薄の激走が多い。週末は金曜が大雨、土曜が雨、日曜が晴一時雨の予報。馬場がどこまで回復するのか、それによって内が有利なのか、外が有利なのかがポイントになる。社台の思惑と馬場、枠順のミスマッチに注意したい。逃げるのは現在999勝の三浦騎手が騎乗するウインカーネリアンか。東京新聞杯を1分31秒8で逃げ切っている。

<2013年以降の安田記念で激走した相馬眼予想の穴馬>
★2013年
穴ショウナンマイティ 2着(3人気)前日は6番人気
★2014年
穴グランプリボス 2着(16人気)
★2015年
穴クラレント 3着(12人気)
★2016年
穴フィエロ 3着(6人気)
★2017年
穴サトノアラジン 1着(7人気)単勝1240円
★2018年
穴モズアスコット 1着(9人気)単勝1570円
★2021年
ダノンキングリー 1着(8人気)単勝4760円
*19年、20年は1〜3着が人気馬

<14年の予想結果>
東京11R 安田記念
高確信度勝負R
◎ジャスタウェイ 1着
穴☆グランプリボス 2着(16人気)
馬連18,730円的中!

<15年の予想結果>
東京11R 安田記念
高確信度勝負R
○モーリス 1着
▲ヴァンセンヌ 2着
穴△クラレント 3着(12人気)
馬連1,740円的中!
3連複40,690円的中!
3連単127,190円的中!

<21年の予想結果>
東京11R 安田記念
◎グランアレグリア 2着
穴○ダノンキングリー 1着(8人気)
馬単12,090円本線的中!
馬連2,950円本線的中!
ワイド1,160円本線的中!

★穴馬の予想コメント
穴はダノンキングリー。東京芝1600〜1800mでは[3−0−0−1]。新馬戦は11.8−11.2−11.0秒の尻上がりラップでカレンブーケドールに勝ち、共同通信杯では最速の32.9秒でアドマイヤマーズ(マイルG1を3勝)を差して勝ち、毎日王冠では出遅れて大外から最速の33.4秒(レースの上がり34.3秒)で差し切り、同年の安田記念で連対したインディチャンプ、アエロリットに勝っている。

昨年の大阪杯では逃げてラッキーライラック、クロノジェネシスに0.1秒差の3着。安田記念7着、天皇賞(秋)12着は大阪杯で逃げた影響があったのか、本来の走りではなかった。新馬戦を含め、休み明けは[4−0−0−1]でリフレッシュした後に走るタイプ。小柄な馬だけに58キロは不利だが、57キロを背負って皐月賞3着(1分58秒1)、ダービー2着(2分22秒6)で走った馬でこなせないとは思わない。

ダートG1馬の半兄ダノンレジェンドは5歳にかけて急にスプリント適性が高くなった。ダノンキングリーは5歳になって馬体、気性的にマイルがベストになる可能性がある。ダノンザキッドがホープフルS、ダノンスマッシュが高松宮記念を勝ったようにノーザンF生産の高額馬を多く所有するダノンの馬はG1勝ちが許されるようになった。揉まれると良くない馬で7、8枠では3戦3勝。得意の東京、外枠、川田騎手で一発がある。

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