エプソムC
レース展望

過去10年で1番人気は[1−2−1−6]で3連対。過去5年は[0−0−1−4]で3着止まり。4歳馬は[1−2−0−4]だが、5、6歳馬は[0−0−1−2]で不振。2番人気は[3−0−2−5]、3番人気は[1−2−0−7]で各3連対。連対馬16頭が5番人気以内、残る4頭は6、7、8、9番人気。過去4年は必ず人気薄が連対し、馬連は56倍、122倍、61倍、80倍で中穴以上の決着が続いている。

6番人気以下は[1−3−5−98]で3着は6、6、7、8、18番人気。3着に人気薄が来ることが多い。20年は最低18番人気のトーラズジェミニが逃げて3着に激走している。年齢別では、4歳[6−5−4−21]、5歳[3−2−2−35]、6歳[1−3−3−30]、7歳以上[0−0−1−41]。勝ち馬10頭のうち9頭が4、5歳馬。6歳馬は5番人気以内なら[0−3−2−4]。7歳以上は3着止まり。

過去10年でノーザンF生産馬は[3−5−1−32]で1、2、5番人気が勝ち、1、1、3、6、7番人気が2着、5番人気が3着。インダストリア、ココロノトウダイ、マテンロウスカイ、レクセランスが該当する。社台F生産馬は[1−1−3−20]で9番人気が勝ち、5番人気が2着、1、2、8番人気が3着。エアロロノア、ジャスティンカフェ、ラストドラフト、ルージュエヴァイユが該当する。社台白老F生産馬は[0−1−0−9]で3番人気が2着。レインフロムヘヴンが該当する。

ジャスティンカフェは重賞[0−2−0−4]で毎日王冠、ダービー卿CTで2着がある。前走ダービー卿CTは9番手から3位タイの33.4秒で上がって0.1秒差の2着。勝負どころで仕掛けが遅れ、直線で馬群を捌くのに手間取ったことが堪えた。昨年のエプソムCは最後方から荒れた内を通って最速の33.5秒で上がり0.1秒差の4着。直線で勝ち馬が内に斜行して進路がなくなり、最後は追えずに脚を余した。昨年以降の平地重賞でエピファネイア産駒は[1−7−7−100]で1勝のみ。テン乗りの横山和騎手が騎乗する。

レインフロムヘヴンは東京芝[4−2−1−2]で前走府中Sを5番手から3位の33.4秒で抜け出して1分57秒9で優勝。前半5F60.8秒、後半5F57.0秒。2着はキングズパレス、3着はパラレルヴィジョンだった。東京芝でレーン騎手では[2−0−1−0]。5月14日以降の重賞でレーン騎手は[2−2−0−1]で連対率80%。今年の芝重賞でドゥラメンテ産駒は[7−4−3−18]、2番人気以内なら[4−2−1−2]ダービーを制した堀厩舎は今年の芝重賞で5番人気以内なら[3−1−1−3]。

ダービー卿CT勝ち馬インダストリア、前走メイS2着のマテンロウスカイ、京都金杯2着馬エアロロノア、都大路S勝ち馬エアファンディタ、白富士S3着馬ヤマニンサルバム、ターコイズS3着馬フィアスプライドなど伏兵は数多い。インダストリアは前走ダービー卿CTを7番手から3位タイの33.4秒で差し切って1分33秒2で優勝。東京芝1800mはルメール騎手が騎乗し[1−1−0−0]で未勝利戦1着、新馬戦2着。過去10年で58キロは[0−1−0−7]で1連対のみ。過去10年でルメール騎手は[1−1−1−3]。

マテンロウスカイは芝1800m[2−2−1−0]で3着以内を確保。2走前に難波S(58キロ)を1分44秒9で逃げ切り、前走メイS(55キロ)は逃げて1分44秒7で走ってクビ差の2着。横山典騎手がいつもとは真逆の逃げポツンで粘り込むか。穴っぽいところでピースワンパラディはどうか。過去10年で大竹厩舎は[2−0−0−2]でルージュバック、ザダルで優勝。ピースワンパラディはジャングルポケット産駒で稍重以上[2−1−1−3]の道悪巧者。ただし過去10年で7歳以上は[0−0−1−41]で3着止まり。

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