函館スプリントＳ
レース展望
サマースプリントシリーズの第１戦。過去１０年で１番人気は［２−１−２−５］で３連対。過去５年は［２−１−２−０］で３着以内を確保。前走５着以下は［０−０−０−２］で不振。２番人気は［０−２−０−８］、３番人気は［２−０−２−６］で各２連対。６〜９番人気、１０番人気以下は各４連対。過去５年の馬連は１０４倍、１９倍、５７倍、１０倍、３０倍。人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。
連対馬１５頭に芝１２００ｍで重賞３着以内またはＯＰ特別連対があった。これらがない５頭のうち４頭に芝１４００ｍ重賞で連対があった。芝１２００ｍでＯＰ以上の実績がなくても芝１４００ｍ重賞で連対があれば狙える。牡馬は［７−７−５−７５］、牝馬は［３−３−５−４１］。牝馬は８年で３着以内に入っている。１７年以降に３着以内に入った牝馬は１、１、２、３、３番人気。近年の傾向から牝馬は人気馬に注目。
過去１０年でノーザンＦ生産馬は［１−３−１−９］で３番人気が勝ち、５、６、７番人気が２着、４番人気が３着。ジュビリーヘッド、ブトンドールが該当する。社台Ｆ生産馬は［１−１−３−８］で６番人気が勝ち、１番人気が２着、１、３、７番人気が３着。カルネアサーダが該当する。社台系馬主はジュビリーヘッド（キャロットＦ）、カルネアサーダ（吉田照哉氏）、ムーンプローブ（吉田晴哉氏）の３頭が出走予定。
ブトンドールは昨年のファンタジーＳは最速の３４．２秒で追い込んで逃げたリバーラに０．２秒差の２着がある。函館芝１２００ｍは新馬戦を１分１１秒１（稍重）、函館２歳Ｓを１分１１秒８（稍重）で勝っており２戦２勝。短距離で活躍しているビッグアーサー産駒。過去１０年で３歳牝馬は［３−０−１−５］でソルヴェイグ（１２人気）、ジューヌエコール（３人気）、ナムラクレア（１人気）が勝ったが３頭とも５０キロだった。今年の重賞で池添騎手は［０−０−１−１７］、５番人気以内は［０−０−１−４］で不振が続いている。
トウシンマカオは芝１２００ｍ［２−０−０−３］でオパールＳ（５４キロ）を１分８秒６（稍重）、京阪杯（５５キロ）を１分７秒２で優勝。シルクロードＳは０．５秒差の４着に終わったが、内が有利な馬場で大外１５番枠から外を回ったことが堪えた。前走高松宮記念は不良馬場で後方のまま見せ場なく１５着。ブトンドールと同じビッグアーサー産駒。過去１０年で３歳牡馬は［０−２−１−６］で２番人気のシュウジ、アフターペガサスが２着。２１年以降の６〜８月の芝１２００ｍＧ３で鮫島駿騎手は［２−３−１−０］で３着以内を確保。
春雷Ｓ２着馬キミワクイーン、ファンタジーＳ勝ち馬リバーラ、フィリーズレビュー２着馬ムーンプローブ、昨年の函館スプリントＳ２着馬ジュビリーヘッド、京葉Ｓ勝ち馬テイエムトッキュウ、青函Ｓ勝ち馬ヴァトレニ、モルガナイトＳ勝ち馬ヴィズサクセス、駿風Ｓ勝ち馬ジャスパークローネ、昨年の桜花賞２着馬ウォーターナビレラなど伏兵は数多い。キミワクイーンは芝１２００ｍ［２−２−０−１］で前走春雷Ｓでマッドクールにクビ差の２着。昨年札幌スポニチ賞を勝っており洋芝をこなす下地はある。横山武騎手では［２−２−０−０］。
リバーラは昨年のファンタジーＳを逃げて１分２１秒３で優勝。芝１２００ｍは［１−０−１−０］で新潟未勝利戦を１分９秒１（稍重）で勝っている。石橋騎手からＭデムーロ騎手に乗り替わる。ムーンプローブはフィリーズレビューでクビ差の２着。祖母スプレッドスマイルはダート短距離馬だったが、初の芝１２００ｍがどう出るか。鞍上は北村友騎手。ジュビリーヘッドは函館芝１２００ｍ［０−３−０−０］で昨年の函館スプリントＳでナムラクレアに０．４秒差の２着。安田隆厩舎のロードカナロア産駒。テン乗りの西村騎手が騎乗する。
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