新潟記念
レース展望

サマー2000シリーズの最終戦。今年はマイネルウィルトスが勝てば優勝、負ければ優勝馬なしとなる。過去10年で1番人気は[2−2−0−6]で4連対。過去4年は10、10、13、5着に終わった。2番人気は[3−0−1−6]で3連対、3番人気は[0−2−2−6]で2連対。6〜9番人気が7連対、10番人気以下が3連対。過去5年の馬連は2倍、45倍、18倍、109倍、282倍で荒れている。

53キロ以下は[1−0−4−36]で10番人気の1連対のみ。連対馬20頭のうち13頭が56キロ以上。56キロが5連対、57キロが4連対と多い。トップハンデは[1−2−0−14]、3番人気以内なら[0−2−0−4]。6番人気以下で連対した10頭のうち5頭が道中4番手以内、残る5頭のうち4頭が10番手以下からの追い込みだった。馬場がいいと前が残り、内が荒れると追い込みが決まる。穴で高齢馬に注意。

過去10年でノーザンF生産馬は[5−5−4−38]で1、1、2、2、6番人気が勝ち、1、3、6、6、9番人気が2着、2、3、12、13番人気が3着。イクスプロージョン、サトノルークス、サリエラ、ノッキングポイント、フラーズダルム、ブラヴァス、ユーキャンスマイルが該当する。社台F生産馬は[0−1−1−21]で5番人気が2着、9番人気が3着。インプレス、グランオフィシエが該当する。

サリエラは[3−1−1−0]で最速上がりを連発。昨年のローズSは最速の33.7秒で追い込んでアートハウスに半馬身差の2着。白富士Sは5番手から最速タイの33.7秒で抜け出して1分58秒5で優勝。前走目黒記念は10番手から2位の33.8秒で上がって0.1秒差の3着。直線で捌くのに手間取るロスがあった。国枝厩舎のディープインパクト産駒で全姉にサラキア、半兄にサリオスがいる。芝2000mは[2−1−0−0]で上がりは全て最速。ハンデは目黒記念と同じ55.5キロ。4戦連続でルメール騎手が騎乗する。

ノッキングポイントは東京芝1600mの新馬戦を最速の33.2秒で差して3馬身差で圧勝した馬。レースのラスト3Fは11.4−11.2−11.1秒で尻上がりだった。2走前の毎日杯は中団から最速タイの35.0秒で上がってシーズンリッチに半馬身差の2着。前走ダービーは7番手から6位タイの33.4秒で上がってタスティエーラに0.2秒差の5着。得意の東京で切れる脚を使って掲示板を確保した。サンデーRのモーリス産駒で母はオークス2着馬チェッキーノ。北村宏騎手からテン乗りの北村友騎手に乗り替わる。

日経新春杯&京都記念3着馬プラダリア、前走函館記念4着のマイネルウィルトス、昨年の新潟記念2着馬ユーキャンスマイル、前走目黒記念6着のバラジ、新潟大賞典3着馬イクスプロージョン、メトロポリタンS勝ち馬グランオフィシエなど。プラダリアは今年G1、G2を使われて3、3、5、6着で善戦止まりが続いている。前走宝塚記念は後方から追い込んで0.4秒差の6着に入った。芝2000mは[0−2−0−0]だが、新馬戦、未勝利戦でのもの。久々の芝2000mで上がり勝負になったときに対応できるかがカギ。

マイネルウィルトスは1年ぶりのレースとなった前走函館記念は出遅れて最後方から最速の35.5秒で追い込んで0.4秒差の4着。Mデムーロ騎手では[0−3−0−1]。勝てばサマー2000シリーズ優勝だけに勝負モードか。過去10年の新潟記念でMデムーロ騎手は[2−3−0−2]。ユーキャンスマイルは昨年の新潟記念で後方2番手から最速の33.0秒で追い込んで0.3秒差の2着。調教の動きが一変していたため穴馬で狙ったが9番人気で激走した。新潟芝は[2−1−0−0]。58キロでは[0−0−0−8]で不振。

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