小倉2歳S
レース展望

過去10年で1番人気は[2−3−0−5]で5連対。16年までは[2−2−0−0]だったが、17年以降は[0−1−0−5]で1連対のみ。2番人気は[2−1−1−6]で3連対、3番人気は[3−1−1−5]で4連対。6〜9番人気は2連対、10番人気以下は3連対。馬連は道悪では4倍、7倍、13倍、15倍、良馬場では19倍、31倍、49倍、102倍、216倍、296倍。良馬場だと荒れる傾向がある。

前走小倉芝1200mで前に行って2着に0.3秒差以上をつけて圧勝した馬が8連対。同コースで速い流れを経験した馬が強い。前走前半3F33秒台になった小倉芝1200mで3番手以内につけて勝った馬に注目。牡馬は[5−5−6−55]、牝馬は[5−5−4−55]で互角。10番人気以下で3着以内に入った4頭のうち3頭が牝馬だった。穴で前走芝1200mの新馬戦を遅いタイムで勝ち、若手騎手が騎乗した牝馬に注意。

過去10年でノーザンF生産馬は[1−2−1−13]で2番人気が勝ち、1、3番人気が2着、5番人気が3着。20年以降、5番人気以内なら[1−2−1−1]で堅実。フォルテローザ、ミルテンベルクが該当する。社台F生産馬は[0−0−3−7]で2、3、6番人気が3着。今年は出走馬がいない。社台馬主の馬はミルテンベルク(キャロットF)のみ。過去10年で社台馬主の馬は勝ったことがない。

ビッグドリームは福島芝1200mの新馬戦を2番手から最速の34.9秒で抜け出して1分10秒2で6馬身差で圧勝。直線で鞭を入れておらず、幸騎手は後ろを確認する余裕があった。馬体が太く映ったが、いかにもスプリント戦が合いそうなタイプ。西園厩舎のビッグアーサー産駒で芝1200mで4連勝したビッグシーザーの全弟。最終週で馬場は荒れているが、時計が速くなったときに対応できるかがカギ。

キャンシーエンゼルは中京芝1200mの新馬戦を2番手から2位の34.1秒で抜け出して1分8秒7で2馬身半差で圧勝。直線では鞭を入れておらず、最後まで逆手前のまま走っていた。2着アートフォームは次走小倉芝1200mの未勝利戦を1分9秒0で2馬身半差で圧勝した。まとまり感のある馬体で運動神経が良さそうなタイプ。岩田望騎手がアスクワンタイムに騎乗するため、テン乗りの松山騎手に乗り替わる。

阪神芝1200mの新馬戦を圧勝したミルテンベルク、小倉芝1200mの新馬戦を勝ったパッシングシャワー、セイウンデセオ、中京芝1200mの未勝利戦を圧勝したアスクワンタイム、小倉芝1200mの未勝利戦を勝ったドナヴィーナスなど。ミルテンベルクは阪神芝1200mの新馬戦を2番手から最速の35.1秒で抜け出して1分10秒4で3馬身差で圧勝。最後は流す余裕があった。キャロットFで4000万円で募集されたモーリス産駒。武英厩舎は20年にメイケイエールで勝っている。今年は例年とは違い、他場参戦馬が人気を集めそうだ。

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