紫苑S
レース展望
過去10年で1番人気は[3−2−1−4]で5連対。オークスから直行した馬は[2−1−1−0]で堅実。2番人気は[3−2−0−5]で5連対、3番人気は[0−1−1−8]で1連対。6〜9番人気は4連対、10番人気以下は1連対。過去5年の馬連は6倍、30倍、133倍、22倍、7倍。20年は5−10番人気で万馬券が飛び出した。人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。
前走連対馬が9連対。以前は前走条件戦を勝った馬が活躍していたが、近年はオークスから直行した馬が活躍している。過去4年は前走オークスで10着以下に負けた馬が必ず3着以内に入っている。6番人気以下で連対した5頭のうち3頭が差し追い込み馬。秋華賞トライアルで激しいレースになると差し追い込みが決まりやすい。穴で芝1800m以上で最速上がりで連対がある馬、特に関東馬に注意。
過去10年でノーザンF生産馬は[7−3−4−39]で1、1、1、2、2、2、5番人気が勝ち、3、4、6番人気が2着、3、4、6、12番人気が3着。アップトゥミー、ダルエスサラーム、モリアーナ、フィールザオーラが該当する。社台F生産馬は[0−1−2−15]で2番人気が2着、1、7番人気が3着。キミノナハマリア、グランベルナデット、ヒップホップソウルが該当する。社台系馬主の馬は、ダルエスサラーム(サンデーR)、ヒップホップソウル(社台RH)。
ヒップホップソウルは不良馬場のフラワーCで大外16番枠から後方を進み、勝負どころで押し上げると2位タイの36.9秒で上がって0.1秒差の2着。フェアリーSで1番人気に支持された馬が8番人気で激走した。前走オークスは10番手から3位タイの34.8秒で上がって1.3秒差の6着。2着ハーパーとは0.3秒差。直線で内に突っ込んだがスペースがなく、外に持ち出すロスがあった。木村厩舎のキタサンブラック産駒でダノンファストの半妹。津村騎手からテン乗りの横山武騎手に乗り替わる。
グランベルナデットは前走忘れな草賞を2番手から5位の34.2秒で抜け出して1分59秒2で優勝。前半5F60.5秒、後半5F58.7秒、ラスト3Fを11秒台でまとめている。芝2000mは[2−0−0−0]で中山の未勝利戦を3番手から抜け出して2分1秒1で3馬身差で圧勝している。DMMで4500万円で募集されたキズナ産駒で母ラブリーベルナデットは米芝重賞3勝馬。先行してしぶとい脚を使えるタイプ。美浦の大竹厩舎の管理馬だが、4戦連続で松山騎手が騎乗する。
クイーンC3着馬モリアーナ、フラワーC勝ち馬エミュー、条件戦を3連勝中のソレイユヴィータ、前走豊栄特別を勝ったミシシッピテソーロ、前走HTB賞3着のキミノナハマリア、前走1勝Cを圧勝したアップトゥミー、スイートピーS3着馬アグラシアド、矢車賞勝ち馬ミタマなど伏兵は多士済々。モリアーナはクイーンC3着、ニュージーランドT4着、NHKマイルC6着で善戦止まりが続いている。芝1800mのコスモス賞を勝った馬が距離を延ばしてきた。不憫なレースが続いたが、横山典騎手が持ってくるか。
エミューは不良馬場のフラワーCを出遅れて後方2番手から最速の36.3秒で豪快に差し切って1分53秒2で優勝。桜花賞は10着、オークスは13着に追った。中山は[3−0−0−2]で芝1800mでは2戦2勝。ライラックのようなタイプか。ソレイユヴィータは新馬戦で6着に終わったが、西村騎手が騎乗すると[3−1−0−0]で未勝利、1勝C、2勝Cを3連勝。先行して直線で抜け出すレースが板についている。杉山厩舎のスクリーンヒーロー産駒。西村騎手が騎乗するが、高速決着に対応できるかがカギ。
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