ローズS
レース展望

秋華賞トライアル。4年ぶりに阪神で行われる。過去10年で1番人気は[4−1−1−4]で5連対。オークスから直行した馬は[4−1−1−1]、前走オークスではない馬は[0−0−0−3]。2番人気は[1−2−2−5]で3連対、3番人気は[1−0−1−8]で1連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が4連対。過去5年の馬連は25倍、16倍、299倍、151倍、9倍で万馬券が2回出ている。

関西馬は[9−9−9−117]で18連対。関東馬は[1−1−1−13]、1番人気はおらず、2番人気なら[1−1−1−1]。6番人気以下で3着以内に入った馬は全て関西馬。穴で前走条件戦で差して連対した関西馬に注意。6番人気以下で連対した9頭のうち7頭が前走条件戦、そのうち6頭が連対していた。前走夏の条件戦で連対した馬が激走している。前走条件戦を最速上がりで連対し、6番人気以下になった馬に注意。

過去10年でノーザンF生産馬は[6−5−6−33]で1、1、1、3、4、7番人気が勝ち、1、2、2、6、9番人気が2着、1、2、2、3、9、10番人気が3着。アンリーロード、ブレイディヴェーグ、ラヴェル、ラファドゥラが該当する。社台F生産馬は[1−0−2−26]で2番人気が勝ち、6、11番人気が3着。ソーダズリング、フォーチュンコード、マスクトディーヴァ、マラキナイアが該当する。社台馬主の馬はブレイディヴェーグ(サンデーR)、ラヴェル(キャロットF)、ソーダズリング、マスクトディーヴァ、マラキナイア(社台RH)、フォーチュンコード(吉田千津氏)の6頭。

ブレイディヴェーグは[2−1−0−0]で上がりは全て最速。東京芝1800mの未勝利戦は3番手から最速の33.3秒で抜け出して1分48秒1(稍重)で6馬身差で圧勝。前走東京芝2000mの1勝Cは6番手から最速の33.6秒で差し切って1分57秒9で3馬身半差で圧勝。サンデーRで4000万円で募集されたロードカナロア産駒で母インナーアージはミッキークイーンの全姉。休み明けになるが、栗東入りして調整している。リバティアイランドを脅かす可能性を持った馬。鞍上はルメール騎手。初の右回りでレースぶりに注目。

ソーダズリングは[1−2−0−1]で前走オークスは1.9秒差の8着。フローラSは内ラチ沿いの3、4番手から5位タイの34.0秒で上がって0.2秒差の2着。逃げたゴールデンハインドを捕まえられなかった。阪神芝1800mは[1−1−0−0]で未勝利戦を最速の33.7秒で上がってハナ差の2着、最速の34.1秒で差し切って1分47秒4(稍重)で2馬身半差で圧勝。社台RHで5000万円で募集されたハーツクライ産駒でマジックキャッスルの半妹。6月以降の芝重賞で武豊騎手は[0−0−0−11]で4着が最高。

条件戦を2連勝したコンクシェル、オークス4着馬ラヴェル、フローラS3着馬ブライトジュエリー、前走1勝クラスを勝ったココナッツブラウン、マスクトディーヴァ、ラファドゥラ、アンリーロードなど。コンクシェルは鞍ケ池特別(1勝C)で逃げて最速の34.0秒で上がって1分32秒3で5馬身差で圧勝。不知火特別(2勝C)は逃げて最速の35.1秒で上がって1分46秒6で5馬身差で圧勝。キズナ産駒でシンシアウィッシュの全妹。13〜19年のローズS(阪神)で逃げ馬は[0−2−1−4]。モレイラ騎手が騎乗する。

ラヴェルはオークスで3番手から9位タイの35.9秒で上がって1.1秒差の4着。アルテミスSでリバティアイランドを差し切った馬が見せ場を作った。キタサンブラック産駒でナミュールの半妹。阪神JF11着、桜花賞11着は18、17番枠だった。内枠に入れば坂井騎手が前に行くか。ブライトジュエリーはフローラSで6番手から4位の33.9秒で上がって0.4秒差の3着。前走マカオJCT(1勝C)は4番手から2位の35.2秒で抜け出して2分11秒5で優勝。初の右回り、初の芝1800mに対応できるかがカギ。

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