京成杯
レース展望

過去10年で1番人気は[3−3−1−3]で6連対。過去2年はアライバルが4着、セブンマジシャンが3着に終わった。2番人気は[1−3−1−5]で4連対、3番人気は[1−0−1−8]で1連対。連対馬15頭が5番人気以内、残る5頭は6、7、7、7、9番人気。過去4年のうち3年で人気薄が連対し、馬連は27倍、10倍、74倍、195倍。9頭立ての昨年は2−9番人気で馬連万馬券が飛び出した。

新馬戦は19年以降[4−1−1−6]で5年のうち4年で1、2、4、7番人気が勝っている。未勝利戦は芝2000m勝ち馬が5番人気以内なら[0−3−0−4]。1勝クラスは3番人気以内[3−2−1−4]、4番人気以下[0−0−2−26]。17年以降、G2、G3は[0−0−1−16]で不振。過去6年の連対馬12頭のうち8頭に芝2000mで勝ち星があった。同距離の芝2000mを勝ってきた馬に注目したい。

過去10年でノーザンF生産馬は[2−5−6−23]で1、5番人気が勝ち、1、1、2、2、7番人気が2着、1、2、6、6、6、7番人気が3着。アーバンシック、ジュンゴールド、ドゥレイクパセージ、バードウォッチャー、レイデラルース、ロジルーラーが該当する。社台F生産馬は[3−2−0−12]で2、4、6番人気が勝ち、1、9番人気が2着。グローリーアテイン、ダノンデサイルが該当する。穴で6番人気前後に注意。

アーバンシックは札幌芝1800mの新馬戦を4番手から2位の34.2秒で抜け出して1分53秒1で優勝。前走百日草特別は出遅れて最後方から最速の33.2秒で差し切って1分59秒4で優勝。レースのラスト3Fは11.7−11.5−11.3秒で尻上がり。シルクHCで2800万円で募集された武井厩舎のスワーヴリチャード産駒。512キロの大型馬でズブさがあるが、追って味のあるタイプ。昨年ソールオリエンスで勝った横山武騎手がガツンと追って持ってくるか。

バードウォッチャーは東京芝1800mの新馬戦を出遅れて後方を進み、大外から最速の33.5秒で差し切って1分50秒3で優勝。レースのラスト3Fは11.6−11.5−11.3秒で尻上がり。国枝厩舎のブラックタイド産駒で母は3冠馬アパパネ。半姉に秋華賞馬アカイトリノムスメがいる。ダービーを勝っていない国枝調教師はクラシックに向けて重要なレースになる。過去10年でルメール騎手は[2−1−1−1]で過去4年は1番人気に支持され、2、1、4、3着。

2戦2勝のジュンゴールド、京都の未勝利戦を圧勝したハヤテノフクノスケ、京都2歳S4着馬ダノンデサイル、葉牡丹賞2着馬マイネルフランツ、同3着馬レイデラルース、東京の新馬戦を勝ったグローリーアテインなど。ジュンゴールドは小倉芝1800mの新馬戦を9番手から最速の35.4秒で差し切って1分49秒9で3馬身半差で圧勝。前走紫菊賞は逃げて最速タイの34.0秒で上がって1分47秒2で3馬身半差で圧勝。友道厩舎のエピファネイア産駒。逃げ差し自在だが、人気馬は差しタイプだけに坂井騎手は前に行くか。

ハヤテノフクノスケは京都芝2000mの未勝利戦を4番手から早めに先頭に立ち、最速の35.2秒で上がって2分1秒6(稍重)で5馬身差で圧勝。レースのラスト3Fは11.9−11.8−11.7秒で尻上がり。中村厩舎のウインバリアシオン産駒で近親に重賞3勝のサクラセンチュリーがいる。昨年113勝した岩田望騎手が騎乗する。ダノンデサイルは京都2歳Sで後方から最速の35.2秒で追い込んで0.1秒差の4着。安田翔厩舎のエピファネイア産駒。鞍上は横山典騎手。ちなみに横山和騎手はロードヴェスパーに騎乗する。

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