京成杯
レース回顧

ダノンデサイルは8枠14番からスタートを決めて4、5番手につけ、メンバー2位の34.1秒で外から差し切ってレースを制した。勝ちタイムは2分00秒5。アスクナイスショーが逃げて戦半5F60.7秒。後半5F59.8秒、上がりは34.8秒、ラップは11.9−11.3−11.6秒。例年通り2F目が10.7秒と速くなり中盤に流れが緩んで最後は決め手勝負になった。勝ちタイムは前日の3歳未勝利戦(前半5F61.7秒、後半5F58.5秒)を勝ったヘデントールより0.3秒遅い点は考慮しておきたい。ダノンデサイルは好位の外から差し切る正攻法のレースで重賞初制覇を飾った。

横山典騎手ができるだけロスを少なくなるように進め、直線では前走京都2歳Sと同様にしぶとく伸びてきた。京都2歳Sを勝ったシンエンペラーはホープフルSで2着。京都2歳S組のレベルの高さが証明された。ダノンデサイルは向こう正面で走りながらボロをし、直後にいたドゥレイクパセージ(キング騎手)はそれに驚いて後退する不利があった。横山典騎手は後方ポツンの名手だが、道中ポトンの新技を身につけたのか(笑)。横山典騎手は自身の持つJRA重賞最年長優勝記録を更新した。セレクトセールで1億3500万円で取り引きされたエピファネイア産駒。次走は昨年のソールオリエンスと同様に皐月賞直行か。

アーバンシックは出遅れて後方を進み、勝負どころで外から少し押し上げ、メンバー最速の33.9秒で上がって0.1秒差の2着。4コーナーで大外を回さずに直線で馬群に突っ込んで鋭く伸びてきた。まだスタートは改善されていないが、最速上がりを繰り出して能力を示した。勝負どころで早めに上がって1番人気のジュンゴールドにプレッシャーをかけている。パドックでは後肢の踏み込みが深くしっかりしており、バランスのいい雄大な馬体が目立っていた。シルクHCで2800万円で募集された武井厩舎のスワーヴリチャード産駒。賞金を加算できたが、賞金的にはギリギリになりそうなため、弥生賞あたりを使うかもしれない。

コスモブッドレアは2番手を進み、メンバー9位タイの34.8秒で上がって0.1秒差の3着。直線で外から一気に2頭に交わされたが、ハヤテノフクノスケ(4人気)との叩き合いを制して10番人気で穴をあけた。休み明けの葉牡丹賞は先行して伸び切れず0.4秒差の4着に終わったが、休み明けで馬体が14キロ増えてパドックでイレ込んでいた。今回はさらに6キロ増えていたが、一度使ってガス抜きができたことで落ち着いて伸びやかな歩様で周回していた。持久力があるゴールドシップ産駒。距離延て良さが出そうなタイプ。

ハヤテノフクノスケは3番手からメンバー6位タイの34.7秒で上がって0.2秒差の4着。勝負どころで外から動いて先頭に並びかけたが、最後にコスモブッドレアに競り負けた。4コーナーで外を回ったこともあるが、勝ったダノンデサイルは直後を進んでいた。中山に輸送して馬体が14キロ増えたこと、道中舌がハミを越していたことが影響したのか。パドックでは雄大な馬体が目立っていた。父ウインバリアシオンはラジオNIKKEI賞2歳S4着、きさらぎ賞4着、弥生賞7着に終わったが、青葉賞1着で覚醒している。

ジュンゴールドは大外15番枠から6番手につけ、メンバー13位の35.4秒で上がって1.4秒差の12着。直線でドゥレイクパセージと接触して最後は坂井騎手が諦めていた。1コーナーで頭を上げて折り合いを欠き、道中ずっと力みながら走っていたことが影響している。新馬戦は差すレースをしたが、前走途中から逃げて勝ったことも影響したのではないか。内の前にいたダノンザサイルのボロの影響があったのかどうかは不明。新馬戦、紫菊賞を最速上がりで圧勝したが芝1800mだった。次走は芝1800mを使うのではないか。

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