根岸S
レース展望

過去10年で1番人気は[5−2−0−3]で7連対。55〜56キロは[4−1−0−0]だが、57キロは[1−0−0−3]で1連対のみ。2番人気は[1−2−3−4]、3番人気は[1−2−0−7]で各3連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が1連対。過去5年の馬連は12倍、14倍、53倍、36倍、3倍。荒れた2年は1−10番人気、6−4番人気で決着。人気馬に人気薄を絡めて中穴を狙うのが妙味。

連対馬13頭が前走連対、17頭が前走4着以内。前走5着以下はチャンピオンズC6、9着、マイルCS14着で3頭ともG1に出走していた。前走G1を除き4着以内が条件。前走OP以上で連対した馬を重視したい。6番人気以下で連対した5頭は差し追い込み馬。流れが速くなり、差し追い込みが決まりやすい。21年は10番人気の8歳馬ワンダーリーデルが最後方から追い込んで2着。穴で決め手のある高齢馬に注意。

過去10年でノーザンF生産馬は[0−2−1−11]で1、8番人気が2着、15番人気が3着。エクロジャイトが該当する。社台F生産馬は[2−1−1−10]だが、今年は出走馬がいない。社台馬主の馬はエクロジャイト(サンデーR)、パライバトルマリン(吉田和美氏)の2頭のみ。

エンペラーワケアはダ1400m[4−1−0−0]。2走前のドンカスターSは2番手から最速の36.4秒で抜け出して1分24秒7で4馬身差で圧勝。レースのラスト3Fは12.5−12.1−12.0秒で尻上がり。前走御影Sは4番手から3位の37.2秒で抜け出して1分23秒4で3馬身半差で圧勝。川田騎手は鞭を一発入れたが、最後は流す余裕があった。セレクトセールで3300万円で取り引きされた杉山厩舎のロードカナロア産駒。先行して直線でひと脚使えるため紛れが少ない。2戦連続で川田騎手が騎乗する。

サンライズフレイムはダ1400m[4−0−0−0]で現在4連勝中。2走前の大阪スポーツ杯は8番手から2位の36.5秒で差し切って1分23秒7で優勝。前走オータムリーフSは出遅れて11番手から最速の35.6秒で差し切って1分23秒7で優勝。石坂厩舎のドレフォン産駒で武蔵野Sを勝ったドライスタウトの半弟。東京では新馬戦を勝ち、1勝Cでは出遅れて8番手から3位の37.1秒で上がってパライバトルマリンに0.4秒差の3着。藤岡康騎手は14年の根岸Sでシルクフォーチュンに騎乗し大外一気を決めている。

根岸S2、4着のタガノビューティー、りんくうS勝ち馬アームズレイン、関東オークス勝ち馬パライバトルマリン、霜月S勝ち馬アルファマム、22年の根岸S2着馬ヘリオス、コールドムーンS勝ち馬フルム。エニフS勝ち馬ベルダーイメル、栗東S勝ち馬アイオライト、重賞4勝のシャマルなど伏兵は数多い。タガノビューティーは前走武蔵野Sで14番手から最速の35.6秒で追い込んで0.3秒差の2着。昨年の根岸Sは10番手から2位タイの35.3秒で上がって0.3秒差の4着。過去10年で7歳馬は[1−1−0−31]。

アームズレインはダート[5−0−1−2]で2勝Cを4馬身差、3勝Cを3馬身半差で圧勝。前走りんくうSは8番手から最速の35.8秒で差し切って1分11秒2で優勝。ダ1400mは[1−0−0−1]で未勝利戦を優勝。上村厩舎のコパノリッキー産駒。得意の左回りで距離をこなすか。パライバトルマリンはダート[3−1−1−1]で東京では全てダ1600mで[2−0−0−1]。1勝Cでは逃げて1分36秒7(同日のオアシスSに0.4秒差)でブライアンセンスに勝っている。過去10年で牝馬は[0−1−0−5]。

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